男性型脱毛症(AGA)は内服薬で改善できます

男性型脱毛症(AGA)の方には、内服薬「プロペシア」を処方しています。

プロペシアは、男性型脱毛症の発症に深く関わっている男性ホルモンの働き(DHT)を抑え、抜け毛を予防し、発毛を活発にします。(女性は使えません)
1日1錠ずつ服用してもらい、6ヶ月で効果を判断します。
すぐに発毛があるわけではありませんが、再診リピート率は高く、効果を実感していただいています。

副作用と費用

これまで当院でプロペシア服用を中止するほどの副作用があった方は、いらっしゃいません。薬剤メーカーの調べでも(3年間の服用)、ごくわずかの人が胃に不快感がある程度で、ほとんど副作用がないと報告されています。
初 めての方は、まず1ヶ月分のプロペシア(受診料+薬代28日分・9,500円)を処方します。1ヶ月後、変わったことがないかをチェックします。その後も 定期的に受診してもらい、効果と副作用をみながら治療を続けます。治療が安定してきた方には、ボトルタイプ(90日分)も処方できるようになりました。
プロペシアは医療費控除の対象となるので領収書はなくさないように保存してください。

保険がきく育毛剤 フロジン液

全体的に髪のボリュームがへるタイプの抜け毛には、塗り薬「フロジン液」が有効です。この薬は、頭皮の血行を良くすることで抜け毛を防ぎ、発毛を促します。
皆さんの聞きなれたところでは、市販されている育毛剤のカロヤンなど(有効成分・塩化カルプロニウム1~2%配合)がそれにあたり、医薬品の場合は5%配合のものを処方します。薬代金は、保険適応なので30ml600円程度(別途診察代)。フロジン液は女性も使えます。
ただし、頭頂部や額のはえぎわが後退するといった男性型脱毛症には効果がありません。また適応症の方でも、効果には個人差があります。
薄毛のタイプにより治療法が変わるので、お悩みの方は気軽にご相談ください。

2009.02.01 17:14

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