乾燥の季節。カサカサ肌はかゆくなる前に対策を

乾燥肌は小さいお子さんや高齢の方に多いと考えられがちですが、それ以外にもアトピー性皮膚炎の方や鼻炎や花粉症、ぜんそくといったアレルギー体質の人にもよく見られます。
セラミドという皮膚の中に存在するうるおい成分が少ないことが原因のひとつと考えられています。乾燥してかゆくなってからでは湿疹になってしまうのでできるだけ早いうちに対策をして下さい。

洗い方を見直そう。こすらず、泡で包んでソフトに

まずは、からだの洗い方から見直して下さい。

ごしごし洗うことは皮膚を傷つけるだけでなく、うるおい成分を奪ってしまうのでおすすめではありません。
汚れは、石けんの泡で包んで流せば十分にとれます。
決してこすって取れるわけではありません。

また、洗浄剤を直接肌につけて洗うのも刺激になるので、必ず手で泡立ててから、その泡を肌にやさしくつけるようにして下さい。
洗い方を変えるだけでもかさかさ肌はずいぶん改善します。

洗顔料は肌に優しいものを。医薬用保湿剤やローションも有効

またお顔が乾燥してつっぱるといった悩みが増えるのもこの時期です。
保湿成分を取りきってしまうような洗浄力の強い洗顔料はさけて肌にやさしいものを選んで下さい。

またTゾーンがてかるという人も、実は乾燥肌の人が多く、洗い過ぎることの反動でかえってあぶらが出過ぎてしまうことになります。
できるだけ肌にやさしい洗顔料で、泡で包むように汚れを取るようにしてください。
洗い方や洗顔料を変えても改善が見られない人は、医療用の保湿剤やローションなどを使うのも有効な手段です。

2007.12.01 17:08

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