スギ花粉皮膚炎

まぶたがカサカサしませんか?!

花粉が飛散する時期になると目のまわりが痒くなったり、頬がカサカサしたりしませんか。ここ数年、花粉による皮膚炎が発症するケースが増えてきました。春はスギ、ヒノキ、黄砂、秋はイネ科の植物の花粉が主な原因です。冬の乾燥でバリア機能が低下した皮膚に、花粉が付着して刺激となってアレルギー反応が起こります。特に上まぶたなど皮膚のデリケートな部分に多く発症し、ひどい時には顔全体や首のまわりなどが紅く腫れあがってしまうこともあります。
喘息やアトピー性皮膚炎のかたは症状がきつくなることもありますので、早めにご相談ください。

慢性化するとシミの原因にも

治療は、皮膚炎の症状が軽い場合は医療用の保湿ローション、クリームで皮膚の表面を保護します。症状によっては、ステロイド系の塗り薬、抗ヒスタミン薬を服用してもらいます。
飛散の多い日や時間帯の外出は避け、外出するときはマスク、メガネを着用し、顔や首まわりに薄く油脂性軟膏を塗っておくと予防になります。外出後は顔や首についた花粉を洗い流します。ただし、洗顔のしすぎは、逆に皮膚をいためるのでほどほどに。
症状は女性に多く、化粧品で顔がヒリヒリするといったサインにはお気をつけ下さい。慢性化すると、花粉の季節が終わっても治らず、シミやくすみの原因にもなります。

2011.03.01 17:10

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