夏の疲れと帯状疱疹

まだまだ暑い日が続いています。体調がすぐれない方が多くなり、帯状疱疹で受診される方が増えています。帯状疱疹はヘルペスとも言われ、みずぼうそうの再発で、加齢やストレス、疲れて抵抗力が落ちてくると発症しやすくなります。
できる部位はさまざまで、体の左右どちらかにピリピリとさすような痛みが起こり、続いて小さな水疱が帯状にあらわれます。
痛みがない場合もありますが、たいていは水疱の周囲を中心に痛みを伴います。なかには治癒後も数年にわたって痛みが残る場合もあり(帯状疱疹後神経痛)、こうした後遺症を残さないためにも、体の左右のどちらかに痛みがでてきたら早めの治療が大事です。

治療は抗ウイルス薬と消炎鎮痛薬

抗ウイルス薬を5日~7日間、内服すると、症状は治まります。痛みは、がまんせずにどんな痛みなのかを伝えてください。痛みの程度や種類によって消炎鎮痛薬を処方します。痛みが長引く場合には、症状の出ている部位により、眼科、耳鼻科、ひどい痛みにはペインクリニックなど、他科と連携して治療していきます。

2014.09.01 14:55

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