爪水虫(白癬)が増えています
爪の色が白や黄色に変色し濁ってきた、爪の先が分厚くなり、爪切りが使いにくい、ちょっと触っただけで、爪がボロボロと崩れる。こんな症状のある方は、爪水虫かもしれません。
爪水虫は、水虫の原因である白癬菌が爪の間に入って感染します。ほとんどは、ご自分の足の水虫が爪、特に親指に進行しています。痛みがないので、しばらくすると治るかなと思って、放っておくことが多い爪水虫ですが、自然に治ることはありません。放置しておくと症状が重くなったり、さらに足や爪全体に広がったりします。
治療は内服薬・外用薬。根気がいるけど治ります
爪水虫のタイプや進行度によって治療法は変わります。内服薬は薬が体内に留まり効果が持続する点がメリットで、重度の患者さんにも治療ができます。定期的に血液検査をして、副作用がないかチェックします。
ぬり薬は直接患部に塗って、白癬菌を退治していきます。爪に浸透して効果が期待できる新薬も登場しました。ただし、爪が生えかわるまで治療薬を塗ることが肝心です。足の爪の場合で約1年かかりますので、途中でやめずに、医師の指示どおりに根気よく続ける必要があります。
- 水虫治療のポイント!
- 家族に水虫のひとがいる!