薬局でよく売られている胃腸薬と相性のよくない医薬品を紹介します。胃腸薬には、胃酸を抑えるお薬（制酸剤）として酸化マグネシウム、乳酸カルシウム、スクラルファートといった金属を含む薬が配合されています。これらの薬と細菌感染に用いられる薬、たとえばテトラサイクリン系抗生剤やニューキノロン系抗生剤を同時に服用すると、抗菌作用が発揮されなくなります。

また甲状腺ホルモン剤を服用している人もアルミニウムが配合された胃腸薬を同時に服用すると甲状腺ホルモン剤の吸収が妨げられるので注意が必要です。