★小児の喘息と禁煙★

スコットランドでは、2006年に公共の場やオフィス、飲食店などを全面禁煙にする包括的禁煙法が施行されました。それ以降に小児喘息で入院する患児が年間減少率で18%になったと報告されています。包括的禁煙法をめぐっては、公共の場で吸えない代わりに家庭内での喫煙量が増えることで、子供に悪影響が出ることが危惧されていました。しかし、結果的には家庭内でも自発的な禁煙が増えたことで小児の受動喫煙の暴露量が減少したと考えられています。ご家庭に喘息のお子さんがおられる方で喫煙をされている方は、禁煙を考えていただくといいですね。今は禁煙の治療も保険が適応されます。

2011.05.16 09:20

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