この「シミ」をなんとかしたい!

あなたのシミの正体を知ろう

女性が悩む肌トラブルの1位は「シミ」。ひと口に「シミ」といっても、色や形もさまざま。いろんな種類があります。 すべて同じ治療で解決することはないので、その症状に合った治療が必要です。

肝斑(かんぱん)

「肝斑」聞きなれない言葉ですが、このシミを発症している人は少なくありません。原因のひとつにホルモンの影響が考えられています。頬骨にそって左右対称 に発症し、大きく広がることもあります。治療はのみ薬を中心に塗り薬を併用して行ないます。刺激に反応するため、レーザー照射はかえって悪化することがあ ります。

ソバカス

幼児期に発症して思春期にピークを迎えます。色白で日焼けしても赤くなるだけで黒くならないタイプの肌質の人に見られます。夏に悪化し、冬になると薄くなるのが特徴です。レーザー治療は効果的ですが、持ってうまれた性質なので紫外線にあたるとまた発症します。外用剤は効果がなく、紫外線ダメージを受けな い、ふだんからの良い肌管理が基本となります。

老人性色素斑

一般的に「シミが増えた」というのはこれを指します。40歳以降に多く見られることから"老人性"と言われるようですが、紫外線ダメージを強く、あるいは 多く受けると誰でも発症する、大小の円形状の色素斑です。レーザー治療も有効ですが肌本来の力を回復させるわけではないので、ちょっとしたことで再発をし ます。当院では高濃度の漂白剤(ハイドロキノン)を配合した塗り薬を処方しています。

肌の元気は、心の元気!

シミは大きく広がることもあり、肌の問題だけでなく精神的ダメージも大きくなります。皮膚科医は皮膚の病気を診るのはもちろんですが、健康で美しい肌を維 持するのも大切な役割だと思っています。気になる肌の悩みはどんなことでもご相談ください。正しい治療法で一緒に解決していきましょう。

2007.10.01 16:57

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