夏の疲れは蕁麻疹(じんましん)を誘発

夏の疲れは蕁麻疹(じんましん)を誘発

夏、とくにお盆を過ぎる頃から、じんましんの患者さんが増えます。じんましんの原因といえば、すぐに思いつくのは「食べ物」ですね。でも実際には、7割以上の患者さんは原因不明(突発性)の じんましんです。
夏場は「汗の刺激」で起きる"コリン性"じんまの方もおられますが、実は「疲れ」や「ストレス」によって発症するケースが断然多いのです。疲れに気づいたら、ため込んでしまう前に対策をとることが肝心です。

長引くときには漢方薬で免疫力アップ

夏の生活の基本は、よく食べてよく寝ること。暑さで体力を消耗するので、仕事や家事の合間に15分程度の昼寝をして体を休めましょう。逆にエアコンによる冷えが、自律神経の不調の引き金となるので対策も忘れずに。
 じんましんの症状が長引くときには、漢方薬で免疫力をあげるのもひとつの方法です。補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、香蘇散(こうそさん)などは、 弱った胃腸の働きを助け、症状を和らげる場合があります。人により処方も変わりますので、興味のある方は診察の際に申し出てください。

2011.07.28 10:35

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