肌のカサカサは、アレルギー症状かもしれません

花粉症といえば、くしゃみ、鼻水、鼻づまりをイメージしますが、ここ数年はお肌(特にお顔)がカサカサしたり、かゆくなったりする人が特に増えているように思います。
鼻や目の症状がないと「自分は花粉症ではない」と思っている人がほとんどですが、その顔のカサカサやかゆみがアレルギーの症状だったということがあります。

医療用の保湿ローションや薬で対応

一年を通して診察をしていても、やはり春(スギ、ヒノキ、黄砂) と 秋(イネ科の花粉)はお顔を主とした肌のトラブルが増えているように感じます。
たとえば化粧品があわないとか、なんとなくお顔がかさついたり、ひりひりしたりするというひとが多いのです。

軽い症状であれば、医療用の保湿ローションなどで対応できますが、放置してひどくなるとお薬が必要になったり、良くなってもまた繰り返したり、花粉の季節が過ぎても良くならずにシミやくすみの原因になったりもします。

アトピー性皮膚炎も悪化しやすい

またアトピー性皮膚炎も、花粉などが飛ぶこの時期に悪化することがあります。ご自身やご家族の方にアレルギー(花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、ぜんそくなど)がある方は特に注意が必要です。


気候が良くなって外出の機会も増えますが、ゴールデンウイーク前後までは、花粉は多く飛散しますので、油断しないように気をつけましょう。 
肌のかさつきが気になる方は、早めに相談してください。

2009.04.01 16:53

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