あせもは予防で改善

ひっかくと"とびひ"を誘発します

あせもは、おでこや頭、首、わきの下など汗をかきやすいところにできます。汗腺がつまって発症し、はじめは白くてかゆみもありません(白いあせも)。この 程度なら、汗を取り、皮膚を清潔にすると治ります。しかし、悪くなると赤くなり、かゆみも出てきます。これを紅色汗疹(赤いあせも)といいます。かきむ しったところにばい菌が入ると、"とびひ"になることもありますので、小さいお子さんは注意してあげてください。

濡れタオルでマメに汗をふき取る

子どもは新陳代謝が活発で多量の汗をかきます。予防策として、親がマメに濡れタオルで汗をふき取ってあげるとかなり状況は良くなります。車で出かけるときは、チャイルドシートを使う子どもが最も汗をかくので、車内は充分に涼しくしてあげましょう。

また、特に気をつけたいのが、ベビーカーでの炎天下の外出です。押して歩く親以上に、路面に近い乳幼児の体感温度は高く、皮膚疾患だけでなく、脱水症状や熱中症になる危険性があります。こまめに様子を見てあげましょう。
ご家庭では、汗をかいたら、シャワーでさっと洗い流すのが良いでしょう。

2次感染を防ごう

あせも治療の基本は、汗量を減らすために身体を涼しく保つ工夫をすること。予防でかなり改善できるので、めんどうがらずに汗はふきましょう。それでも改善 しないときは、かゆみ止めとしての抗ヒスタミン剤やとびひ等の感染症を防ぐ抗炎症剤、抗菌剤で治療します。ただし、自己判断で市販薬をぬり過ぎると逆に2 次感染を誘発することもあるので、症状がひどい時には、早めに受診してください。

2008.08.01 18:01

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