夏のお悩み風物詩?!水虫について

水虫には3つのタイプがあります

夏のお悩み風物詩?!といえば水虫。
そもそも水虫とはカビの一種「白癬(はくせん)菌」が皮膚に寄生しておこります。3つのタイプがあり、最も多いのは、主に指の間にできる趾間型(図1)。 皮がむけたり、ふやけたようになります。他には、土ふまずや足の側縁などに小さな水疱(すいほう)ができたり、丸く皮がむけたりする小水疱型(図2)、と 足の裏全体の皮が厚くなってかさかさになる角質増殖型(図3)もあります。

水虫はかゆくない?!

水虫は猛烈にかゆい!というイメージがありますね。ですが、水虫のカビは皮膚の一番表面にある角質層にすみつき、いわゆる"アカ"になる部分でしか生きら れません。ここは神経がないので、かゆみは感じません。つまり、初期段階では「水虫はかゆくない」のです。症状が悪化して深くまで菌がはいってしまうとか ゆみがでます。
かゆみを感じるのは"湿疹"がほとんど。いくら市販の水虫薬を塗っても治らない場合は、湿疹の疑いがあります。湿疹と水虫の組み合わせという、ややこしい ケースも。水虫かどうかは皮膚科で診断するのがベストです。

水虫を完治させる「5つの鉄則」

まずは敵を知ること
(1)水虫の正しい知識の習得。詳しいパンフレットもあるのでお声かけください。
次に、
(2)絶対に完治する!という強い意志をもち
(3)根気よく継続治療をしましょう。
「治った」と自己判断で治療を中断するケースが多いですが、必ず再発します。
(4)薬は1日1回塗る。
お風呂あがりがベスト。薬をぬることを習慣にする工夫をしましょう。
(5)家族そろっていっせい治療。
風呂用マット、畳や床と、あちこちに水虫菌は生き続けます。
家庭内での感染をなくしましょう。

あなたの水虫度CHECK!

□ 同じ靴を数日間続けて履くことが多い
□ 入浴のとき、足の裏や指の間を丁寧に洗っていない
□ 温泉やサウナ、スポーツジムによく行く
□ 家族に水虫にかかっている人がいる
□ 足に汗をかきやすい
□ 足指の間にすき間がなく、"足じゃんけん"ができない
□ 夏は足の皮がむけたりかゆくなるが、冬場は治まる
□ ストッキングや合成繊維の靴下を履くことが多い

0個~1個:ほぼ水虫になる心配なし
2個~4個:知らずに感染の疑いも。毎日の中で防いで
5個以上:水虫になる可能性大!皮膚科で診断を

2008.06.01 17:43

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