なかなか治らないニキビの治療

ニキビのモトは過剰な皮脂分泌と毛穴のつまり

ニキビは皮脂分泌が活発になる思春期がピークです。しかし、最近ではストレスやホルモンバランスの乱れなど、様々な原因により、20、30歳代の女性にも多くみられます。
皮脂が過剰に分泌されると、皮膚はそれを毛穴から出そうとします。しかし古くなった角質がたまり毛穴の出口がふさがれていると、スムーズに皮脂を排出でき ません。そうした皮脂が毛穴にどんどんとたまってしまいます。この悪循環でニキビが慢性化し、炎症を起こしてデコボコしたニキビ跡をつくってしまうことも あります。

漢方薬で内側からきれいに

慢性のニキビの方には漢方薬をおすすめしています。白っぽいニキビの方には、清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)、赤く炎症を起こしたニキビには黄連解 毒湯(おうれんげどくとう)など、その方の体質や症状に合わせて処方を変えています。ひと月程で改善をみるケースもありました。なお、漢方薬は保険診療で 行えます。希望により、化膿がひどいニキビには即効性のある抗菌薬を処方しています。

生活改善とスキンケア

ふだんの生活習慣や間違った手入れがニキビの原因となっていることも少なくありません。ご希望の方にはセルフチェックシートをお渡しします。
ご自分の食生活や洗顔法などを見直してみましょう。
ニキビ肌のケアのポイントは
(1)皮脂分泌をコントロールする
(2)皮脂の出口を確保する
(3)肌に力をつける。肌への負担が少なく、角質ケアに特化した医療用のホームピーリング化粧品(セルニューシリーズ)の使用をおすすめしています。
お気軽にご相談ください。

2008.05.01 18:07

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