『とびひ』ってナニ?

夏場、お子さんに多く発症する伝染性の皮膚病です。虫刺されや湿疹、あせもをかきむしったところに傷ができて、そこにバイ菌が入って起こります。その名のとおり、患部に直接ふれたり、かいた手でほかにさわると、どんどん広がります。
症状は、水ぶくれになるタイプとかさぶたになるタイプがあります。以下、皆さんからのよくあるご質問にお答えします。

兄弟にうつりますか?
うつります。タオルなどは分けて使いましょう。洗濯物は一緒にしてもOK。よく乾燥させて下さい。
お風呂に入っていい?
ひふを清潔にすることは基本です。1日1回は、石けんを泡立て、こすらないようにして、ていねいに洗いましょう。患部がじゅくじゅくしているときはシャワーやかけ湯で。
保育園や幼稚園、学校に行ってもいい?
医師の診断に従ってください。かさぶたがとれ、乾燥していても完治していないこともあります。園や学校のルールもあるので詳しくはご相談ください。
一度かかったらだいじょうぶ?
菌で発症するので、身体がその菌に抵抗できないと何度でもかかります。日ごろから、皮膚を清潔にしておくと予防になります。
とびひは侮るとコワイと聞きましたが?
適切な治療をすればコワイ病気ではありません。ただ、まれにブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)、腎炎などを併発することがあります。症状は、目の周りやわきの下、股の付け根などが赤くなったり、熱が出る。治ったあとに顔がむくむなど。これらも早めに治療することが大事です。
2017.07.06 15:09

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