4月に入ると紫外線は急増します。皆さん、UVケアは万全ですか？今月は、日焼け止め製品の説明文によく登場する『紫外線散乱剤』と『紫外線吸収剤』の違いについて、お話しします。

散乱剤は、紫外線を物理的に反射・散乱させて、肌に入るのをブロックします。この溶剤の良い点は、肌への負担が少ないこと。難点は、紫外線A（UVA）の防止効果がやや低めで、塗ったあとが白っぽくなりやすいことです。

吸収剤は、紫外線を吸収して、それを熱エネルギーに変えて放出する。この化学反応により、日焼けを防ぎます。少しの量でUVA、UVBの両方を効果的に防ぐことができ、無色透明なので化粧品としても使いやすいという特長があります。ただ、まれに紫外線吸収剤で、アレルギーや炎症を起こすことがあります。

敏感肌のひとは「ノンケミカル」を選んで

簡単にいえば、散乱剤は肌にやさしくて、吸収剤は効果が高いということになります。日焼け止めの多くは、両方の成分が入っていて、普通肌のひとは、これで問題ありません。敏感肌や吸収剤にアレルギーのあるひとは、「ノンケミカル」「吸収剤未使用」と表示されているものを選んでください。
日焼け止めには、ほかにもSPFやPAの数値、乳液やクリームタイプなど、いろんな種類があり、使用感も多様です。ご自分に合うものをおさがしのときは、ご相談ください。サンプルもあります。