手あれでお悩みの方に

寒くなってきました。冬場に多いお悩みに「手あれ」がありますが、ほとんど気にならない方と手荒れになりやすい方との違いはどこにあるのでしょう。手あれを患者さんに説明するときに、以下のようにお伝えすることがあります。
手の皮膚は皮脂膜で保護されています。つまり、イメージするなら、人の手は透明な手袋をしている状態です。この透明な手袋が厚くて丈夫な人は少々のことでは手あれをしません。反対に薄くてすぐにやぶれるような人は手あれをします。特にアレルギー素因(花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息など)の方、または子供の頃にあった方は薄い場合が多いです。

毎年この時期になると手あれをする人や、水をよく使う人はできるだけ本物の手袋で保護したり、こまめにハンドクリームを使うなどして、自分の大事な透明な手袋を守ってあげてください。
もし透明な手袋が破れたら早めに診察を受けてください。保護フィルムやヒト用のしみない接着剤をつかって修復することもできますよ。

2017.12.08 17:30

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