陥入爪と巻き爪の違いとは?間違えやすいポイントと正しい対処法
2025/11/19
陥入爪は深爪や靴の圧迫など身近な習慣から起こり、放置すると強い痛みや感染を招きます。
この記事では皮膚科医が症状の見分け方、応急処置、治療法、再発予防までわかりやすく解説します。
早めの対応で重症化を防ぎましょう。
Contents
1. 陥入爪とは

足の親指の横がじんわり赤く腫れ、靴を履くたびにズキズキ痛む──そんな症状の多くは「陥入爪(かんにゅうそう)」が原因です。
放置すると皮膚がさらに炎症を起こし、膿や肉芽(にくげ)が盛り上がって歩くのもつらくなることがあります。
特に「深爪をしたあとから痛くなった」「靴を履くと刺さるように痛む」というケースは多く、早めの理解と対策が重要です。
1-1. 読み方と定義
「陥入爪(かんにゅうそう)」は、爪の端が皮膚に食い込み、炎症や強い痛みを起こしている状態を指します。
医療の現場でもこの名称が正式に使われます。足の親指に多く見られますが、ほかの指に起こることもあります。
初期では爪の横がわずかに赤くなるだけですが、進行すると腫れや化膿が見られ、さらに肉芽と呼ばれる赤い盛り上がりができることがあります。
こうなると歩行や運動がつらくなり、日常生活に影響が出ることも少なくありません。
1-2. 巻き爪との違い
「巻き爪」と「陥入爪」は混同されやすいですが、実は異なる状態です。
巻き爪は爪自体が弯曲して丸まり、結果として皮膚を圧迫するものです。
一方、陥入爪は爪の形そのものよりも、爪の端が皮膚に刺さり炎症を起こしている点が特徴です。
巻き爪が原因で陥入爪になることもありますが、深爪や靴の圧迫、爪の切り方の癖などが直接の引き金になる場合も少なくありません。
| 項目 | 陥入爪 | 巻き爪 |
| 主な状態 | 爪の端が皮膚に食い込み炎症を起こす | 爪自体が丸まり皮膚を圧迫する |
| 原因 | 深爪・間違った切り方・靴の圧迫 | 体質・遺伝・長期間の圧迫・加齢 |
| 症状 | 赤み・腫れ・膿・肉芽・強い痛み | 爪のカーブによる圧迫感・痛み |
| 進行 | 炎症が悪化すると膿や肉芽が出る | 曲がりが強くなると陥入爪を併発 |
| 治療 | コットン・テーピング・手術 | 矯正器具・手術でカーブを改善 |
誤って巻き爪と判断し市販の矯正器具を使うと、かえって炎症を悪化させることがあります。
痛みや腫れが続く場合は自己判断をせず、皮膚科で正確な診断を受けることが大切です。
早期に専門的な処置を受けることで、簡単なケアや生活指導だけで改善できることもあります。
2. 症状とセルフチェック

陥入爪は進行の速さや重症度が人によって異なります。
最初は「少し赤いだけ」と思っても、放置するうちに腫れが広がり、やがて歩くのもつらくなることがあります。
自分の状態を早い段階で判断できれば、悪化を防ぐことができます。
ここでは、初期から重度までの変化と、受診を検討すべきサインを整理します。
2-1. 初期〜重度の段階
陥入爪の症状は大きく3段階に分けて考えるとわかりやすいです。
- 初期
爪の横がわずかに赤くなり、触れると軽い痛みを感じる程度です。靴を履いても大きな支障はなく、炎症も目立ちません。 - 中等度
爪が皮膚にさらに食い込み、腫れや熱っぽさが出ます。歩くと痛みが増し、靴の圧迫でズキズキすることがあります。時には透明~黄色の分泌液がにじむこともあります。 - 重度
強い炎症が続き、皮膚が盛り上がって赤い肉芽ができる状態です。靴を履くと激痛が走り、歩行や運動が難しくなることもあります。放置すると感染が広がり、化膿が長引くこともあるため注意が必要です。
段階が進むほど治療は複雑になり、手術が必要になることもあります。
初期のうちに正しいケアを始めることが大切です。
2-2. 肉芽や強い痛みのサイン回数と期間
「何度も同じ場所が腫れる」「数週間以上痛みが続く」というのは受診を検討すべき重要なサインです。
特に次のような状態がある場合は注意してください。
- 赤みや腫れが1か月以上繰り返す
- 歩行時や靴の圧迫で毎回強い痛みが出る
- 膿や血が何度もにじむ
- 肉芽が盛り上がり、指先が触れるだけで激痛が走る
こうした症状が長く続く場合は、自宅での処置だけでは改善が難しくなります。
炎症を放置すると感染が広がり、治療が長引くリスクが高まります。
自己判断に頼らず、皮膚科で正確な診断と適切な治療を受けることが大切です。
3. 主な原因と悪化要因

陥入爪は突然起こるものではなく、日常の習慣や足への負担が少しずつ重なって発症します。
特に、爪の切り方や靴の選び方といった身近な行動が大きく影響します。
原因を理解することで、再発や悪化を防ぐためのヒントが得られます。
3-1. 深爪・間違った切り方
もっとも多い原因のひとつが「深爪」です。
爪の角を深く切り落としてしまうと、伸びてくるときに角が皮膚へ突き刺さりやすくなります。
特に端を丸く切ってしまうと、爪が伸びる方向が変わり、指先の皮膚に圧力がかかって炎症を起こします。
また、爪の一部だけを途中でちぎったり、切り残したりするのも危険です。
ギザギザした断面が皮膚を刺激し、腫れや感染の原因になります。
爪は「まっすぐ」「角を残す」ことが基本です。正しい切り方を守ることで、予防と再発防止につながります。
3-2. 靴・スポーツ・体質
靴の圧迫も大きな悪化要因です。
つま先が細く、指先を強く締めつける靴やサイズが合わない靴を履き続けると、爪の周囲に強い力がかかり、炎症を引き起こします。
特に長時間の立ち仕事や歩行、ランニングなどの運動をする方は注意が必要です。汗で皮膚が柔らかくなり、摩擦によって傷つきやすくなることもあります。
さらに、もともと爪が丸まりやすい人や、家族に巻き爪の傾向がある人は、陥入爪になりやすい体質を持っています。
加齢によって爪の厚みや形が変化したり、糖尿病などで皮膚の抵抗力が弱まる場合も、発症リスクを高めます。
これらの原因は複合的に重なって症状を悪化させます。「深爪をしたうえに靴の圧迫が続いた」というように、複数の要素が揃うと急速に炎症が進むことがあります。
思い当たる習慣がある方は、早めに見直すことで症状の進行を防ぐことができます。
4. 自分でできる応急処置

陥入爪が軽い段階であれば、自宅でできるケアで痛みをやわらげ、悪化を防ぐことが可能です。
ただし、自己判断での処置には限界があり、状態を悪くするリスクもあります。
ここでは安全に行える応急処置と、注意すべきポイントを紹介します。
4-1. コットン・テーピング
初期の陥入爪では、コットンパッキングが効果的です。
清潔な綿球を小さく丸め、ピンセットで爪の端と皮膚のあいだにやさしく差し込みます。
爪の角が直接皮膚に当たらないようにすることで、痛みを軽減しながら爪がまっすぐ伸びるよう誘導します。
入浴後など皮膚が柔らかく清潔な状態で行うのが理想です。詰めたものは毎日交換し、湿ったまま放置しないようにしましょう。
痛みが増す場合や、2~3日続けても改善しない場合は中止し、医療機関を受診してください。
また、テーピングも有効です。爪の横の皮膚を外側に引っ張るようにテープを貼ることで、爪の角が食い込むのを防ぎます。
テープは肌にやさしい医療用を選び、清潔な皮膚にしっかり貼ることが重要です。
テーピングとコットンを組み合わせることで、より快適に過ごせることもあります。
4-2. 自己治療の限界と注意点
応急処置を続けても、数週間以上痛みや腫れが改善しない場合や、膿・肉芽が出ている場合は自己治療の限界です。
そのまま放置すると感染が広がり、手術が必要になるほど悪化することもあります。
特に次のような行為は症状を悪化させるため避けてください。
- 深爪や爪の角を無理に切り落とす
- 消毒液を過剰に使いすぎて皮膚を傷める
- 爪の下に硬いものを無理に差し込む
これらはかえって炎症をひどくし、細菌感染を起こす危険があります。
初期対応で痛みが和らがない場合や、腫れ・分泌液・肉芽があるときは、早めに皮膚科で正確な診断と処置を受けましょう。
自宅でのケアだけに頼りすぎず、悪化する前に専門医に相談することが回復を早める大切なポイントです。
5. 医療での治療法

陥入爪が進行してしまった場合は、自己ケアだけでは改善が難しくなります。
炎症の程度や生活スタイルに合わせて、保存療法から手術まで幅広い治療の中から自分にとって最適な治療法を選択しましょう。
早めに受診することで、重症化を防ぎ、治療期間を短くすることが可能です。
| 治療法 | 内容 | 痛みの程度 | 保険適用 | 再発率 |
| テーピング | 皮膚を外側へ引っ張り爪の食い込みを防ぐ | 軽い | ○ | 再発しやすい |
| コットンパッキング | 爪と皮膚の間に綿を入れて刺激を軽減 | 軽い | ○ | 再発しやすい |
| ワイヤー・プレート矯正 | 爪を広げる装置を装着し形を整える | 軽〜中等度 | △(自費のことあり) | 比較的少ないが再発あり |
| フェノール法 | 爪の端を切除し根元を薬剤で処理 | 中等度 | ○ | 少ない |
| 楔状切除・部分爪母摘出 | 爪の一部と根元を切除して再発を防ぐ | 中等度〜やや強い | ○ | 非常に少ないがゼロではない |
5-1. 保存療法(テーピング・矯正)
初期〜中等度の陥入爪では、保存療法が基本です。
皮膚科では炎症をおさえる外用薬を使いながら、爪の角が皮膚を刺激しないように保護します。
- テーピング療法
医療用のテープを使って皮膚を外に引っ張り、爪の角が食い込まないよう調整します。自宅での方法と似ていますが、専門的な貼り方でより安定した効果が得られます。 - コットンパッキング
爪の端に清潔なコットンを適切な大きさで挿入し、刺激を和らげながら爪の成長を正しい方向に導きます。 - ワイヤー・クリップ・プレート矯正
爪の表面に専用のワイヤーやプレートを装着して、爪のカーブを少しずつ広げます。痛みを和らげながら見た目も自然に改善でき、手術を避けたい方に適しています。これらの矯正治療は、原則として保険適用外の自費診療となります。
これらの治療は比較的負担が少なく、日常生活を続けながら症状の改善を目指せます。
ただし、炎症が強い場合や膿・肉芽がある場合は十分な効果が出ないことがあります。
5-2. 手術療法と費用・再発率
保存療法で改善しない重度の陥入爪や、肉芽が繰り返しできるケースでは、手術療法が選択されます。代表的なのは以下の方法です。
- フェノール法(部分爪母除去術)
爪の食い込んでいる部分だけを切除し、フェノールという薬剤で爪の根元を処理して再発を防ぐ方法です。多くのケースで保険が適用され、外来で行えます。術後の痛みは数日程度でおさまることが多いです。 - 楔状切除術・部分爪母摘出術
爪の一部と根元を外科的に切除する方法です。再発を抑える効果が高いですが、切除範囲が広い場合は術後の違和感が残ることもあります。
費用は保険が適用される場合、自己負担3割でおおよそ5,000〜10,000円程度が目安です(症状や部位によって変動します)。
自費診療となる矯正器具などに比べると、保険手術の方が費用を抑えやすい特徴があります。
再発率は術式や生活習慣によって異なりますが、フェノール法では再発が少ないと報告されています。
ただし、深爪や不適切な靴選びを繰り返すと再発の可能性はあります。術後も正しい爪の切り方や靴の調整を意識することが大切です。
6. 手術を考える人へ

陥入爪が再発を繰り返したり、保存療法で改善しない場合は、手術を検討するタイミングです。
手術と聞くと不安を感じる方も多いですが、実際には外来で行える比較的負担の少ない方法が中心です。
ここでは、治療の流れや痛みの程度、生活への影響、そして保険適用や医療機関の選び方について説明します。
6-1. 流れ・痛み・ダウンタイム
陥入爪の手術は多くの場合、日帰りで行われます。
治療の基本的な流れは次のとおりです。
- ①麻酔
局所麻酔を指先に行います。注射時には一瞬のチクッとした痛みがありますが、その後は感覚がなくなり処置中の痛みはほとんどありません。 - ②爪の部分切除と根元処理
食い込んでいる爪の一部を切除し、爪の根元(爪母)を薬剤や特殊な器具で処理して再発を防ぎます。代表的なのがフェノール法です。 - ③止血・包帯
処置後はガーゼで軽く圧迫し、出血をおさえます。
手術中の痛みはほとんどありませんが、麻酔が切れた後は半日ほどズキズキする痛みを感じることがあります。
通常は鎮痛薬でコントロールでき、強い痛みが長く続くことはまれです。
歩行は当日から可能ですが、激しい運動や長時間の入浴は数日~1週間ほど控える必要があります。
仕事や日常生活に戻れるまでの目安は1〜3日程度と考えておくと安心です。
6-2. 保険適用と選び方
多くの陥入爪手術(フェノール法・部分爪母切除術など)は保険適用されます。
自己負担3割の場合、費用はおおよそ5,000〜10,000円程度が目安です(症状や術式により変動します)。
一方で、ワイヤー矯正や特殊なプレート治療などは自費になる場合があり、数千円〜1万円以上かかることもあります。
医療機関を選ぶ際は次のポイントを参考にしてください。
- 陥入爪治療の症例数が多い皮膚科であるか
- 保存療法から手術まで幅広く対応しているか
- 術後のケアや再発予防について丁寧な指導があるか
これらが整っていることで、痛みを最小限にしながら再発を防ぐ治療が受けやすくなります。
7. 再発予防

陥入爪は治療でいったん良くなっても、原因となる習慣を改善しなければ再発することがあります。
とくに爪の切り方や靴の選び方、日常の足のケアを見直すことが大切です。
再発を防ぐために、今日から実践できるポイントをまとめます。
7-1. 正しい爪切りと靴選び
再発予防の基本は爪の切り方です。爪を深く切りすぎたり角を丸く落とすと、伸びる際に皮膚へ食い込みやすくなります。
爪はスクエアカット(四角く切る方法)を意識しましょう。ポイントは次の通りです。
- 爪の白い部分を少し残して平らに切る
- 角を丸くせず、やや角を残しておく
- ヤスリで軽く整えてひっかかりをなくす
次に重要なのが靴選びです。つま先が細く圧迫する靴は陥入爪を悪化させます。
以下のような靴を意識して選びましょう。
- つま先に適度なゆとりがある靴
- クッション性があり、足に合ったサイズ
- 長時間歩くときはフィット感と通気性があるもの
成長期のお子さんや足の形が変わりやすい方は、定期的にサイズを見直すことも大切です。
7-2. 日常のフットケア
爪だけでなく、足の環境を整えることも再発防止につながります。
- 入浴後に足をよく洗い、指の間までしっかり乾かす
- 爪のまわりを清潔に保ち、保湿を習慣にする
- 長時間の立ち仕事やスポーツ後は、足を休ませ冷やすことで炎症を防ぐ
汗をかきやすい方は、吸湿性の高い靴下を選ぶと皮膚のふやけを防げます。
また、違和感や軽い痛みを感じた段階で早めに皮膚科を受診することが最大の予防策です。
8. 肉芽ができたときの対応

陥入爪が進行すると、爪の横の皮膚が赤く盛り上がり、やわらかく出血しやすい肉芽(にくげができることがあります。
これは皮膚が慢性的な刺激と炎症にさらされ続けた結果で、細菌感染を伴うことも多い状態です。
肉芽ができると痛みが強く、靴を履けない、歩くのがつらいといった生活の支障が急激に増します。
放置すると感染が広がり、治療が複雑になるため、早めの対応が重要です。
肉芽は見た目が赤くジクジクし、触れると簡単に出血します。
市販の消毒薬やガーゼだけで対応しようとする方もいますが、自己判断での処置はかえって症状を悪化させることがあります。
とくにハサミや爪切りで食い込んだ部分を切り取る行為は危険です。傷を深くして感染を進行させ、手術が必要になるケースもあります。
皮膚科では、まず炎症をおさえるための抗生物質の外用薬や内服薬を用いながら、爪の食い込みを改善します。
症状が強い場合はフェノール法や部分爪母切除術などの手術療法が選択されます。
これにより、肉芽の原因となっている刺激を取り除き、再発を防ぎます。
肉芽が一度できてしまうと、コットンパッキングやテーピングだけでは改善が難しいことがほとんどです。
肉芽が確認できた時点、あるいは膿・分泌液が出ている場合は、放置せず、できるだけ早く皮膚科を受診してください。
9. よくある質問

Q. 爪が陥入爪になるのはなぜ?
陥入爪は、爪の端が皮膚に食い込み炎症を起こす状態です。
原因の多くは深爪や誤った切り方、サイズの合わない靴による圧迫です。
スポーツや長時間の立ち仕事で足先に負担がかかることも関係します。
さらに、体質的に爪が丸まりやすい人や加齢で爪の形が変化した人は発症しやすくなります。
Q. 没入爪の治し方は?
軽度ならコットンパッキングやテーピングで爪と皮膚の接触を減らし、炎症を和らげる方法があります。
ただし強い痛みや膿、肉芽が出ている場合は自己処置だけでは改善が難しく、皮膚科での治療が必要です。
Q. 陥入爪を放置するとどうなる?
放置すると炎症が悪化し、皮膚が盛り上がって肉芽ができ、強い痛みや膿を伴う感染に進行することがあります。
さらに歩行が困難になったり、治療が複雑化して手術が必要になるケースもあります。
早期に適切な処置を受ければ、通院や治療期間を短くできる可能性が高まります。
Q. 食い込んだ爪の治し方は?
初期ならコットンを爪の端に挟んで刺激を減らす方法やテーピングが有効です。
ただし、深く食い込んで痛みや膿がある場合は皮膚科での処置が必要です。
炎症を抑える薬やワイヤー矯正、再発を防ぐ手術などを症状に応じて選択しましょう。
自己流の深爪は悪化の原因になるので注意が必要です。
Q. 陥入爪と巻き爪の違いはなんですか?
巻き爪は爪そのものが丸まって湾曲する状態で、皮膚を圧迫します。
陥入爪は爪の形というより、爪の端が皮膚に刺さって炎症を起こすのが特徴です。
巻き爪が原因で陥入爪を引き起こすこともありますが、深爪や靴の圧迫など単独の要因で発症するケースも多くあります。
Q. 爪が凸凹になるのはなぜ?
爪の凸凹にはいくつか原因があります。乾燥や外傷、加齢による爪の変形が多く、ストレスや栄養不足が影響することもあります。
まれに乾癬や円形脱毛症などの皮膚疾患が原因になる場合もあります。
爪の表面が長期間凸凹している場合や急に変化したときは皮膚科での診察が必要です。
Q. 巻き爪は切らない方がいいですか?
自己流で深く切り込むと爪がさらに皮膚に食い込み、炎症や陥入爪を悪化させる恐れがあります。
痛みを感じる場合は無理に切らず、まず皮膚科で状態を確認することが重要です。
陥入爪は初期対応と正しい生活習慣の見直しで多くの場合、重症化を防げます。
痛みや腫れが長引くときは自己判断せず、皮膚科で早めに相談することが重要です。
適切な治療と予防で快適な歩行を取り戻しましょう。
