急激な日焼けにご注意!

2024/08/29

たとえば真夏の太陽のもとでのアウトドア、遊園地、スポーツ観戦などで、いっきに日焼けしてしまうとどうなるでしょう。
皮膚は真っ赤になり、ヒリヒリ。ひどいときには、水ぶくれができたり、日焼けした部位に衣服が接触するだけでも飛び上がるほど痛く、夜眠れないこともありますね。

こうなると日焼けというより、紫外線による”やけど”です。さらに、急性の皮膚障害や発熱、倦怠感、脱水症状など、思わぬ重篤な症状が現れることもあります。

日焼けをあまくみてはいけません。長時間、屋外にいるときには、ときどき日陰にはいって休憩したり、日焼け止めを塗りなおしたり、水分補給をするなど、充分に気をつけましょう。

応急処置はとにかく冷やす。ひどければ皮フ科へ

応急処置の基本は冷やすこと。日焼けの範囲にもよりますが、濡れタオルを何度も取り替えながら、冷やします。

シャワーや水風呂は冷やし過ぎになることもあるので、短時間に分けて繰り返すのがいいでしょう。

ヒリヒリがひどいときには、市販のワセリンを塗って皮膚を保護します。それでもつらいときには早めに来院してください。

治療は炎症をおさえるステロイド外用薬などを使います。症状が重いときには、点滴なども必要です。