ダーマペン治療は毛穴に効果的？施術内容や他の治療との比較についても解説！

ダーマペン治療は、微細な針で肌に小さな穴を開け、コラーゲン生成を促進し、毛穴の開きやたるみ、いちご鼻を改善が期待できる施術です。

マッサージピールやイオン導入を併用することで、さらなる効果が期待できます。

施術回数や費用、ダウンタイムの注意点を詳しく解説し、自分に合った治療法を見つける手助けをします。

1.ダーマペンは毛穴の開きやたるみ、いちご鼻に効果が期待できる

ダーマペンは、微細な針で皮膚に小さな穴を開け、肌の自然治癒力を活性化させる美容施術です。

これにより、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、毛穴の開きやたるみ、いちご鼻などの悩みに効果が期待できます。

特に、肌のターンオーバーを正常化し、過剰な皮脂分泌を抑制することで、毛穴の詰まりや黒ずみの改善にもつながります。

1-1. 毛穴悩みの種類

毛穴の悩みは多岐にわたり、主に以下の4つのタイプに分類されます。

それぞれの特徴や原因を理解することで、適切なケアや治療法を選ぶ際の参考になります。

1-1-1. 開いた毛穴

開いた毛穴は、過剰な皮脂分泌が主な原因で、特にTゾーンに多く見られます。

毛穴が丸く広がり、脂性肌の方や男性に多く見られる特徴があります。

毛穴に詰まった角栓を除去しても、毛穴が開いたままになることが多いです。

1-1-2. たるみによる毛穴

たるみ毛穴は、加齢や紫外線の影響でコラーゲンやエラスチンが減少し、肌の弾力が低下、その周囲の皮膚が萎縮して毛穴が落ち込むことで生じます。

頬やほうれい線周辺に多く見られ、毛穴が縦長の涙型になるのが特徴です。

急激に痩せたり、顔の筋肉を支えきれなくなってくることで、たるみ毛穴へと移行することもありますが、肌を引き上げると目立たなくなる傾向があります。

1-1-3. 詰まった毛穴（いちご鼻）

詰まった毛穴、通称いちご鼻は、過剰な皮脂と古い角質が混ざり合い、毛穴を塞ぐことで発生します。

特に鼻の頭など皮脂分泌が盛んな部位に多く見られ、放置すると角栓が酸化して黒ずむこともあります。

1-1-4. 黒ずみによる毛穴（いちご鼻）

黒ずみ毛穴は、毛穴に詰まった角栓が酸化することで黒く見える状態を指します。

また、紫外線などの刺激により、毛穴の入り口（毛穴ろうと部）のメラニン生成が増加し、色素沈着を起こすことも原因の一つです。

1-2. ダーマペンが毛穴に働きかける仕組み

ダーマペンは、髪の毛より細い超極細針を使用し、肌の表面に微細な穴を一時的に作ることで、皮膚の自然治癒力を活性化させる施術です。

この刺激により、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、肌の回復力が向上します。

特に、毛穴の開きや黒ずみ、たるみに対して以下のような効果が期待できます。

• コラーゲン生成の促進
  皮膚のハリを回復し、毛穴の開きを目立ちにくくします。
• 肌のターンオーバーの正常化
  古い角質がスムーズに排出され、毛穴詰まりが改善されます。
• 毛穴周りの引き締め効果
  真皮層の再構築が進み、毛穴が縮小して目立ちにくくなります。
• 肌質の改善
  皮脂バランスが整い、毛穴の目詰まりや黒ずみの原因となる皮脂の過剰分泌を抑えます。

このように、ダーマペンは肌の再生力を活かし、毛穴の悩みに対して多角的にアプローチする施術です。

1-3. マッサージピールやイオン導入を併用し、さらに治療効果を高める

ダーマペン治療では、単独施術でも効果が期待できますが、マッサージピールやイオン導入を併用することで、さらなる効果を得ることができます。

これらのオプションを取り入れることで、肌のターンオーバーを促し、より早く美しい肌へと導きます。

マッサージピール（PRX-T33）

• 高濃度トリクロロ酢酸（TCA）と低濃度過酸化水素を含む薬剤を用いたピーリング
• 皮膚の深部にアプローチし、コラーゲン生成を促進
• 皮膚を剥離せずにターンオーバーを促し、ハリや弾力を向上
• くすみ改善や透明感の向上にも効果的

イオン導入

• 微弱な電流を用いて、美容成分を肌の奥まで浸透させる施術
• ビタミンAやビタミンC、トラネキサム酸などの美容成分を浸透させ、肌質を改善
• 毛穴の引き締めや美白効果、肌の水分保持力の向上が期待できる

これらの施術を組み合わせることで、ダーマペン単独では得られない相乗効果が期待できます。

また、毛穴改善を目的としたオプションメニューとして、「ヴェルヴェットスキン（ダーマペン＋マッサージピール）」や「ダーマペン＋イオン導入」といった施術もあります。

これらの施術の選択肢を知ることで、自分に最適な治療を見つける手助けになるでしょう。

2.ダーマペン治療の施術回数と期間

ダーマペン治療は、肌の悩みに応じて適切な回数と間隔で施術を受けることで、より効果的な結果が期待できます。

1回の施術でも効果を実感できる場合がありますが、持続的な改善を目指すためには、複数回の継続的な治療が推奨されます。

2-1. 複数回、継続して治療を受けることをおすすめします

ダーマペン治療の効果を最大限に引き出すためには、以下のような治療スケジュールが一般的に推奨されています。

• 治療回数：約5回
• 施術間隔：2～6週間おき
• 治療期間：約3～8ヶ月

具体的な回数や間隔は、個々の症状や肌の状態によって異なります。

例えば、ニキビ跡の色素沈着には3～6回、クレーター状の深いニキビ跡には5～10回、小ジワやたるみ、毛穴の開きや黒ずみには5～8回の施術が目安とされています。

また、施術間隔は肌の回復を考慮し、3～4週間程度が適切とされています。

治療を継続することで、肌の再生が促進され、より良い結果が期待できます。

ただし、症状や肌の状態によって最適な治療間隔や回数は異なるため、必ず医師の指示に従い、適切なスケジュールで施術を受けることが重要です。

3.ダーマペン治療にかかる費用

ダーマペン治療の費用は、施術部位や併用するオプションによって異なります。

以下に、一般的な施術費用の目安と、マッサージピールやイオン導入を併用した場合の費用について説明します。

3-1. 1回あたりの施術費用

施術費用は施術範囲によって異なります。

以下は、えいご皮フ科（京都御池院）の基本料金です。

• 全顔：24,200円（税込み）
• 全顔＋あご下：29,700円（税込み）
• 全顔＋あご下＋首：40,700円（税込み）

3-2. マッサージピールやイオン導入を併用した場合の施術費用

ダーマペン治療にマッサージピール（PRX-T33）やイオン導入を組み合わせることで、相乗効果が期待できます。

これらを併用する場合、追加の費用が発生します。

• マッサージピール：全顔1回あたり11,000円
• イオン導入：治療併用1回あたり6,600円

価格は施術範囲や回数によって異なるため、施術を検討される際は、当クリニックの公式サイトで最新の情報をご確認ください。

治療内容と価格はこちら

4.【毛穴悩み】えいご皮フ科で行うダーマペン治療の症例

画像：https://hifuka-eigo.com/beauty/dermapen/

えいご皮フ科では、毛穴の開きや黒ずみなどの悩みに対して、ダーマペン治療を提供しています。

実際の症例写真では、ダーマペンとビタミントリートメントを5回受けた患者様の肌が、施術前と比較して明らかに毛穴が引き締まり、肌のトーンも均一になっている様子が確認できます。

このような効果を得るためには、継続的な施術が重要です。

施術費用の目安として、全顔のダーマペン4の治療は1回24,200円、3回コース64,900円となります。

また、ビタミントリートメント（イオン導入）を併用することで、さらなる効果が期待できます。

イオン導入他の治療併用１回6,600円 です。

こちらにも症例写真が掲載されています。

具体的な症例写真や詳細な情報は、えいご皮フ科の公式Instagramアカウント（@eigo_hifuka_kyoto）でご覧いただけます。

施術を検討される際は、ぜひ参考になさってください。

5.ダーマペン治療を受ける前に確認しておきたいこと

ダーマペン治療を検討される際には、施術を受けられない方や、施術後のダウンタイムについて理解しておくことが重要です。

以下に、治療が適さない方の条件と、施術後の経過および注意事項をまとめました。

5-1. ダーマペンの治療が受けられない方

以下の条件に該当する方は、ダーマペン治療を受けられない場合があります。施術前に医師と十分に相談し、安全性を確認してください。

• 妊娠中・授乳中の方：ホルモンバランスの変化により、肌の状態が通常と異なる可能性があるため、施術は避けた方が良いとされています。
• 施術部位に傷や炎症がある方：肌トラブルが悪化する恐れがあるため、施術は控えることが推奨されます。
• 重度の金属アレルギーの方：使用する針の素材に反応し、赤みや腫れが生じる可能性があります。
• 日焼け直後の方：日焼けによる肌のダメージがある場合、施術は避けるべきとされています。
• その他の持病やアレルギーがある方：持病やアレルギー、内服薬・外用薬の使用状況によっては、医師の判断で施術をお断りする場合があります。
• ケロイド体質の方：ダーマペンの使用は、ケロイドの症状を悪化させる可能性がありますので、医師の判断で施術をお断りする場合があります。

5-2. ダーマペンのダウンタイム

ダーマペン施術後は、肌が敏感な状態となり、以下のような症状が現れることがあります。

これらの症状や注意点を理解し、適切なケアを行うことが大切です。

5-2-1. 治療後の経過

• 赤み・ヒリヒリ感：施術直後から24～36時間程度、赤みやヒリヒリ感が生じることがあります。回数を重ねると、これらの症状は軽減される傾向があります。
• ざらつき・皮むけ：施術後数日から1週間程度、肌のざらつきや皮むけが起こることがあります。この期間中は、化粧のノリが悪くなることもあります。

5-2-2. 治療後の注意事項

• 紫外線対策：施術後は肌が敏感になっているため、紫外線の影響を受けやすくなります。外出時は日焼け止めを使用し、帽子や日傘で紫外線を防ぐよう心がけてください。
• 刺激の強いスキンケアの回避：マッサージやピーリング剤、スクラブ洗顔など、肌に刺激を与えるケアは避けてください。これらは肌トラブルの原因となる可能性があります。
• 保湿の徹底：施術後は肌が乾燥しやすくなるため、適切な保湿ケアを行い、肌のバリア機能をサポートしてください。
• 入浴や運動、飲酒の制限：施術直後は、体温が上昇する行為（入浴、激しい運動、飲酒）を控えることで、赤みや腫れを抑えることができます。

これらのポイントを守り、適切なアフターケアを行うことで、ダーマペン治療の効果を最大限に引き出すことができます。

施術前には、医師と十分に相談し、自身の体調や肌の状態を確認することをおすすめします。

6.ダーマペン以外に毛穴への効果が期待できる治療はある？治療法を比較！

毛穴の開きやニキビ跡の改善を目指す際、ダーマペン以外にもさまざまな治療法があります。

それぞれの施術には特徴があり、肌質やお悩みに合わせた選択が重要です。

ここでは、代表的な治療法について詳しく解説します。

6-1-1. スキンニードリング

スキンニードリングは、極細の針を備えたローラーを用いて皮膚表面に微細な傷をつけ、創傷治癒過程を活用する治療です。

医師が施術を行うため、より細やかな調整が可能です。

スキンニードリングの特徴

• 極細針が肌の自然治癒力を高める
• コラーゲンやエラスチンの生成を促進
• 施術ごとに肌の質感が向上する

期待できる効果

• 深いニキビ跡の改善
• 毛穴の開きを目立ちにくくする
• 小じわやたるみのケア

6-1-2. サブシジョン

サブシジョンは、皮膚の奥にある瘢痕（はんこん）組織を特殊な医療針で剥離し、凹みを持ち上げる治療法です。

ニキビ跡の治療として注目されており、特にローリング型やボックスカー型のニキビ跡に適しています。

サブシジョンの特徴

• 瘢痕組織を物理的に切り離し、凹みを改善
• コラーゲンの生成を促進し、肌の凹凸を滑らかにする
• 他の治療（スキンニードリング・ピーリング）と組み合わせると相乗効果が期待できる

期待できる効果

• 深いニキビ跡の改善
• 毛穴の引き締め
• 肌の凹凸を整え、なめらかな肌へ導く

6-1-3. ピコフラクショナル

ピコフラクショナルは、ピコレーザーをフラクショナルモードで照射することで、肌の奥深くでコラーゲン生成を促す治療です。

特に毛穴の開きやニキビ跡、小じわの改善に効果的です。

ピコフラクショナルの特徴

• 熱ではなく衝撃波で肌にアプローチするため、ダメージを抑えられる
• コラーゲン生成を促進し、肌のハリや弾力を向上
• 従来のフラクショナルレーザーより痛みやダウンタイムが少ない

期待できる効果

• 毛穴の開きや黒ずみの改善
• ニキビ跡の凹凸を滑らかに整える
• 肌のトーンアップとハリの向上

6-1-4. リサーフィックス（ResurFX/トゥルーフラクショナル）

リサーフィックスは、M22という医療機器に搭載されたトゥルーフラクショナルレーザーを用いた治療で、皮膚に細かい熱エネルギーを与えて肌の再生を促します。

リサーフィックスの特徴

• コラーゲン生成を強力に促進し、毛穴やニキビ跡、小じわを改善
• 熱エネルギーを均一に届けるため、施術ムラが少ない
• フラクショナルCO2レーザーに比べ、ダウンタイムが短い

期待できる効果

• 毛穴の開きやニキビ跡の改善
• 肌のハリと弾力の向上
• 加齢による肌の衰えをケアし、若々しい肌へ導く

6-1-5. ポテンツァ

ポテンツァは、極細針の先端から高周波（RF）エネルギーを肌の深部に直接届けることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、毛穴の引き締めや肌質改善を目指します。

また、肌質や悩みに応じて薬剤を均一に導入できるため、ニキビやシミ、たるみなど幅広い症状に対応可能です。

さらに、RFの照射により出血を最小限に抑え、ダウンタイムも短く、施術後2～3日程度の赤みで済むことが多いとされています。

​​※当クリニックでは取り扱いがございません。

6-1-6. フラクショナルCO2レーザー

フラクショナルCO2レーザーは、炭酸ガスレーザーを点状に照射し、肌に微細な傷を作ることで、コラーゲンの再生を促し、皮膚を生まれ変わらせる治療法です。

ニキビ跡や毛穴の開き、シワなどに効果が期待できますが、施術後は赤みやかさぶた、色素沈着が数ヶ月続くこともあり、ダウンタイムが長めである点がデメリットとされています。

※当クリニックでは取り扱いがございません。

6-2. 各治療の比較表

以下に、ダーマペン4、スキンニードリング、サブシジョン、ピコフラクショナル、リサーフィックス、ポテンツァ、フラクショナルCO2レーザーの各治療法について、特徴、施術回数、ダウンタイム、痛み、費用相場、メリット、デメリット、その他の情報をまとめた表を作成しました。

お仕事などの都合でダウンタイムは短め、１回あたりの施術は低予算を希望する方で、施術回数をある程度重ねることができる方にはダーマペンがおすすめです。

毛穴の悩みに対する治療法は、症状やライフスタイル、希望するダウンタイムの長さなどによって適切な方法が異なります。

施術を検討される際は、専門の医師と相談し、自分に合った治療法を選ぶことをおすすめします。

7.まとめ

ダーマペン治療は、微細な針で肌に小さな穴を開けることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、毛穴の開きやたるみ、いちご鼻などの改善に効果が期待できる施術です。

特に、開いた毛穴、たるみによる毛穴、詰まった毛穴（いちご鼻）、黒ずみによる毛穴といったさまざまな毛穴の悩みに対応しています。

効果を最大限に引き出すためには、複数回の継続的な治療が推奨されており、一般的には3～5回の施術が目安とされています。

また、マッサージピールやイオン導入などの併用により、さらなる効果向上が期待できます。

施術前には、ダーマペン治療が適さない方やダウンタイムについての情報を十分に確認し、適切なアフターケアを行うことが重要です。

さらに、ポテンツァやフラクショナルCO2レーザーなど、他の治療法との比較検討も有益です。

毛穴の悩みを解消し、より自信の持てる肌を手に入れるためには、専門の医師と相談し、自分に最適な治療プランを見つけることが大切です。