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顔のシミ取り方法について施術の種類や予防ケアについて徹底解説!

2025/06/05

顔のシミに悩む方のために、シミの種類や原因から最新の治療法、自宅でできる予防法まで皮膚科専門医の目線で詳しく解説します。

正しい知識を身につけて、自分に合ったシミ対策を始めましょう。

1.顔にできるシミの原因と種類

顔にできるシミは、一見どれも似て見えますが、原因や現れ方には違いがあります。

紫外線や加齢などによってメラニンが過剰に生成され、排出されずに蓄積することでシミが発生します。

しかし、すべてのシミが同じメカニズムでできるわけではありません。

それぞれの種類を正しく見極めることで、適切な予防と対策が可能になります。

ここでは、シミの代表的な種類と特徴について詳しくご紹介します。

1-1. シミの原因

シミができる背景には、日々の生活のなかにあるさまざまな要因が影響しています。

シミは、肌内部で作られたメラニンが排出されずにとどまることで発生します。

通常、メラニンは紫外線から肌を守るために生成され、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)によって自然に排出されます。

しかし、さまざまな要因によって過剰に作られたり、排出が滞ると、肌に色素が残り、シミとなってあらわれます。シミができる主な原因は次のとおりです。

  • 紫外線:もっとも大きな原因です。紫外線を浴びるとメラノサイトが刺激され、メラニン色素が生成されます。これがうまく排出されないと、肌に残りシミになります。
  • 加齢:年齢とともに肌のターンオーバー(新陳代謝)が遅くなり、メラニンの排出が滞ることでシミが定着しやすくなります。
  • ホルモンバランスの乱れ:妊娠や閉経、ストレスなどが影響し、特に女性に多い肝斑の原因になります。
  • 摩擦:マスクやメガネ、強い洗顔などによる摩擦が慢性的に続くと、炎症を起こし、色素沈着の原因となります。
  • 遺伝:そばかすは遺伝的な傾向があり、子どもの頃から現れることがあります。
  • 生活習慣:睡眠不足や偏った食生活、喫煙、ストレスなどが肌の機能を低下させ、シミができやすくなります。

シミの正体は、こうした原因が複合的に重なり、肌の深い部分にメラニンが蓄積することによって生まれるものです。

原因を知ることが、シミ対策を考えるうえで欠かせません。

1-2. 顔にできるシミの種類

画像:https://hifuka-eigo.com/beauty/nara/pigment/

顔に現れるシミは、原因や見た目、出現しやすい部位によって分類されます。

それぞれの種類によって適したケア方法や治療法が異なるため、自分のシミがどのタイプに該当するのかを把握することが大切です。

この記事では、代表的な5つのシミについて、その特徴と対処法を詳しく紹介します。

シミの種類 主な特徴 出やすい部位 推奨される対策
老人性色素斑 はっきりした茶色、年齢とともに濃くなる 頬・こめかみ レーザー治療、UV対策
肝斑 ぼんやり広がる、左右対称 頬・鼻の下・額など トラネキサム酸、摩擦回避
そばかす(雀卵斑) 小さな斑点が散らばる、遺伝性が強い 鼻まわり・頬・腕など 紫外線対策、美白ケア
炎症後色素沈着 炎症の跡が茶色く残る 顔全体(ニキビ跡など) 保湿・美白・刺激回避
ADM 灰褐色〜青っぽい、真皮層に色素 頬骨付近(左右対称) レーザー治療(医療機関)
脂漏性角化症 薄茶色から黒褐色まで様々 こめかみ・おでこ・頬 レーザー治療(医療機関)

1-2-1. 老人性色素斑

一般的に「シミ」と呼ばれているものの多くは、この老人性色素斑に該当します。

紫外線の影響を長年受けたことで肌に現れるシミで、男女問わず30代から60代にかけて多く見られます。

最初は薄い色調ですが、年齢を重ねるにつれて徐々に濃く、はっきりとした輪郭をもつのが特徴です。

予防には日焼け止めの継続的な使用が効果的で、すでにできてしまった場合は、医療機関での相談も選択肢になります。

1-2-2. 肝斑


画像:https://www.instagram.com/p/CqKxoKky8Wo/

肝斑は、左右対称に骨の上や頬、鼻の下、額、口周りなどに左右対称に広がる、薄褐色~濃褐色のぼんやりとしたシミです。

境界がはっきりせず、さまざまな形状で現れるのが特徴です。30代〜40代の女性に多く、50代後半まで続くことがあります。

ホルモンバランスの変化が大きく関わっており、妊娠や更年期のタイミングで出やすくなることも。

刺激に弱いため、摩擦を避けたスキンケアが基本であり、医師の指導のもと内服薬を使った治療が行われることもあります。

1-2-3. そばかす(雀卵斑)

そばかすの正式名称は「雀卵斑(じゃくらんはん)」で、小さな茶色の斑点が鼻を中心とした頬周りにいくつも散らばるのが特徴です。

子どもの頃から見られることが多く、遺伝的な要素が強いとされています。

また、紫外線により色が濃くなる傾向があり、日焼け対策は欠かせません。顔だけでなく、肩や腕などにも現れることがあります。

1-2-4. 炎症後色素沈着

画像:https://www.instagram.com/p/CedQoavBvRZ/

ニキビや傷、やけど、虫刺されなど、皮膚に何らかの炎症が起こったあとに、その部分にメラニンが沈着してできるシミです。

色調は薄茶色〜濃い茶色で、炎症の度合いや肌質によって異なります。

時間の経過とともに自然に薄くなるケースもありますが、刺激を避けて丁寧にスキンケアを行うことが大切です。

美白成分を含むアイテムの使用や保湿を徹底することで、回復をサポートできます。

1-2-5. ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

ADMは、頬骨を中心に現れる、アザのようなシミです。

色は褐色〜灰褐色、あるいは紫がかった青みのある色合いで、他のシミと見分けがつきにくいこともあります。

通常のシミとは異なり、メラニンをつくる細胞(メラノサイト)が皮膚の深い層である真皮内に存在するため、自宅でのケアでは改善が難しいとされています。

明確な原因は解明されていませんが、気になる場合は皮膚科での診断が必要です。

どのタイプのシミかを見極めることで、日常のスキンケアの方向性や必要な治療が見えてきます。気になる症状があれば、早めに専門の医師に相談することをおすすめします。

1-2-5. 脂漏性角化症

Screenshot

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう/老人性いぼ)は、主に加齢と紫外線が原因で現れる良性のいぼです。

30代後半から顔や首など、皮脂腺が多く紫外線を浴びやすい部位に、茶色や黒っぽい盛り上がりとして見られます。

健康への影響はありませんが、気になる場合は専門医への相談が推奨されます。日々のケアとしては、徹底した紫外線対策(日焼け止め、帽子など)が最も重要です。

また、肌のバリア機能を保つために、丁寧な保湿を心がけ、肌への摩擦や刺激を避ける優しいスキンケアも心がけましょう。

これらのケアが、新たな発生を抑え、既存のものの悪化を防ぐ助けになります。

2.顔のシミ取り方法

シミが気になるとき、まず考えるのは「どうすれば薄くできるのか」ということです。

今では、家でできるスキンケアから、病院での専門的な治療まで、さまざまな方法があります。

ただし、どの方法にも良い点と限界があるため、自分のシミの種類や生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

ここでは、自宅でのケアと美容皮膚科で受けられる治療について、ご紹介します。

2-1. 自宅でできるケア

シミを予防したり、少しずつ改善したい方には、美白成分が入ったスキンケアアイテムを使うのが効果的です。

しかし、家でのケアはすぐに目に見える変化が出るわけではなく、時間がかかることも多いので、毎日のケアを続けることが何より大切です。

2-1-1. 美白有効成分が配合されたアイテムを使用する

紫外線が原因のシミには、メラニンの生成を抑えたり、すでにできたメラニンを薄くする働きのある美白有効成分を含んだ化粧品が効果的です。

こうした成分は、美白効果が認められており、市販の多くのスキンケア製品に配合されています。

成分名 特徴 主な作用 注意点
ビタミンC誘導体 安定性と浸透性を高めたビタミンC メラニン還元、抗酸化、透明感アップ 高濃度で刺激を感じる場合がある
コウジ酸 日本酒由来の天然成分 チロシナーゼ活性を抑える(美白) 敏感肌ではまれに赤みや刺激が出ることがある
アルブチン 植物由来でマイルドな美白成分 メラニンの生成抑制 即効性は低いが刺激が少ないため敏感肌に適している
リノール酸S リノール酸を安定化させた成分 チロシナーゼの分解を促進 市販化粧品ではあまり見かけないが効果と安全性のバランスが良い
ハイドロキノン シミの漂白剤と呼ばれる強力成分 メラニン生成を抑える・還元する 刺激が強く、長期使用や高濃度使用には注意が必要
mt-トラネキサム酸 化粧品用に安定化されたトラネキサム酸 メラニン生成抑制、抗炎症、肝斑に有効 比較的刺激が少なく長期使用向き
カモミラET カモミール由来の植物成分 エンドセリンの働きを抑えメラニン生成を防ぐ 敏感肌でも使いやすく、抗炎症作用もある
プラセンタエキス 胎盤から抽出される美容成分 ターンオーバー促進、保湿、美白 動物由来の場合はアレルギーや安全性に注意
アゼライン酸 穀物由来で海外での使用が多い チロシナーゼ抑制、抗炎症、ニキビ・くすみにも効果 一部で刺激や乾燥を感じることがある

※当院では、mt-トラネキサム酸・ハイドロキノン・ビタミンC誘導体・アゼライン酸を使用しています。

これらの成分を含む化粧水や美容液、クリームなどを日常的に取り入れることで、肌全体のトーンアップやシミの予防が期待できます。

ただし、自宅でのケアはすぐに効果が出るものではなく、継続して使用することが大切です。

2-1-1-1. 市販のシミ取りクリームや内服薬について

市販されているシミ取りクリームやサプリメントも一定の人気がありますが、濃いシミをピンポイントで消すような劇的な効果は期待できません。

ただし、継続的に使用することで肌の透明感が高まり、シミが目立ちにくくなることはあります。

数ヶ月〜数年単位でコツコツと使うことが前提となるため、即効性を求める方には不向きかもしれません。誇大広告に惑わされず、成分や使用目的を確認した上で選びましょう。

2-2. 美容皮膚科でのシミ取り方法

セルフケアでは効果を実感しにくい場合や、早く改善したい方には、美容皮膚科での治療がおすすめです。

専門的な機器や薬剤を使うことで、より確かな効果が期待できます。シミの種類や目的に応じて、以下のような治療法があります。

  • レーザー治療:メラニンをピンポイントで破壊し、短期間での改善を目指す
  • ケミカルピーリング:肌の生まれ変わりを促し、くすみや浅いシミに対応
  • 内服薬・外用薬:特に肝斑に有効で、継続的な使用により徐々に改善

2-2-1. レーザー治療

できるだけ早くシミを改善したい場合はクリニックでレーザー治療を行うことを検討しましょう。

メラニンに反応するレーザーをシミに照射し、色素を破壊・排出させます。1回で効果を感じることもありますが、シミの種類や深さによっては複数回の施術が必要です。

治療後に赤みやかさぶたが生じることがあるため、事前にダウンタイムについても確認しておきましょう。

2-2-2. ケミカルピーリング

薬剤を使って肌表面の角質を取り除き、ターンオーバーを促進する方法です。

浅いシミや肌全体のくすみが気になる方に向いています。施術後は肌が敏感になるため、保湿と紫外線対策が欠かせません。

2-2-3. 内服薬・外用薬

肝斑など、原因にホルモンや炎症が関与するシミに対しては、内服薬や外用薬の処方が有効です。

代表的なものに、トラネキサム酸の内服やハイドロキノン外用薬などがあり、医師の指導のもと継続的に使用します。

副作用や使用上の注意点についてもしっかり説明を受けることが重要です。

セルフケアと医療の力をうまく組み合わせることで、シミに対してより効果的にアプローチできます。

自分のシミの状態にあった方法を選び、継続的にケアしていくことが、美しい肌への近道です。

3.顔のシミ取りの治療方法を選ぶ際のポイント


シミの治療方法は多岐にわたりますが、「どれが自分に合っているのか分からない」と迷う方も多いのではないでしょうか。

効果を重視するのか、予算内で収めたいのか、あるいはダウンタイムの有無を優先するのか──選ぶ基準は人それぞれです。

この章では、シミの種類やライフスタイルに応じて、納得のいく治療法を見つけるための4つの視点を紹介します。

3-1. シミの種類から選ぶ

まず大切なのは、自分のシミがどのタイプに分類されるのかを知ることです。

たとえば、老人性色素斑であればレーザー治療との相性が良く、肝斑には刺激を避けるため、内服薬や外用薬、レーザートーニングなどが適しています。

炎症後色素沈着やそばかすに対しては、ケミカルピーリングや美白ケアが効果的な場合もあります。

誤った方法を選ぶと悪化のリスクもあるため、医師の診断を受けたうえで判断しましょう。

3-2. 予算から選ぶ

治療費の目安も、選択を左右する大きな要素です。

下記は、おおよその予算ごとに選べる代表的な治療方法です。

予算 治療方法の例
1万円以下 内服薬(トラネキサム酸など)・外用薬(ハイドロキノンなど)
1~3万円 レーザー治療(Qスイッチレーザーなど)、光治療(IPL)など

高額な治療が必ずしも最適とは限りません。

継続しやすさや費用対効果を考慮し、自分にとって無理のない方法を選ぶことが大切です。

3-3. 治療効果から選ぶ

「できるだけ早くシミを薄くしたい」「自然なペースで徐々に改善したい」など、治療に対する期待も人それぞれです。

即効性を求めるならレーザー治療、じっくり改善を目指すなら外用薬やサプリメントといったように、効果のスピードと程度をもとに選ぶと満足度が高まります。

どの方法でも、一定期間の継続が前提であることは共通しています。

3-4. ダウンタイムの有無で選ぶ

「治療後にメイクができないのは困る」「仕事を休めない」など、ダウンタイムの有無は生活に大きく影響します。以下のように、治療法ごとの特徴を参考にすると良いでしょう。

  • ダウンタイムがほとんどない方法:光治療(IPL)、レーザートーニング、内服薬や外用薬など
  • 肌への負担を抑えたい場合:トラネキサム酸の内服、低刺激の美白化粧品など
  • ダウンタイムがあっても確実な効果を得たい場合:レーザー治療(QスイッチYAGなど)はかさぶたや赤みが数日〜1週間続くこともありますが、濃いシミには有効です

治療の「続けやすさ」は結果にもつながります。生活スタイルや肌の状態を考慮して、無理なく続けられる方法を選びましょう。

どの選択肢が適しているか悩んだときは、美容皮膚科での相談が一番の近道です。

4.顔のシミ取りは保険適用できる?

画像:https://www.instagram.com/p/CgOiFyDutTc/

顔にできたシミが気になり、治療を検討する際に多くの方が気にするのが「保険が使えるのかどうか」という点です。

結論から言えば、美容目的のシミ取り治療は、基本的に健康保険の適用外となります。

たとえば、見た目の改善やエイジングケアを目的としたレーザー治療やピーリング、美白内服薬の処方などは「自由診療」とされ、全額自己負担になります。

一方で、シミのように見えて実は悪性の皮膚疾患の可能性がある場合や、医師が医学的に必要と判断した場合には保険適用されることもあります。

そのため、まずは皮膚科で診断を受けて、治療の目的が「美容」なのか「医療」なのかを確認することが大切です。

自由診療は費用がかかるものの、治療の選択肢が広がり、自分の肌やライフスタイルに合った方法を選べるというメリットがあります。

短期間で効果を実感できるケースも多いため、予算とのバランスを考えながら検討しましょう。

4-1. 顔のシミ取りは美容皮膚科での治療がおすすめ

シミを本格的に改善したいと考えるなら、美容皮膚科での治療を検討するのがおすすめです。

美容皮膚科では、シミの種類や深さを診断したうえで、最も効果が見込める治療法を提案してもらえるのが強みです。

たとえば、同じ「シミ」に見えても、肝斑にはトラネキサム酸の内服が向いていたり、老人性色素斑にはレーザー治療が有効であったりと、アプローチは大きく異なります。

また、最新の医療機器や薬剤を用いた施術が受けられることも、一般の皮膚科との違いのひとつです。

施術前後のアフターケアや副作用への対応も含めて、専門的な視点でサポートを受けられるため、安心して治療に臨めます。

えいご皮フ科では、一人ひとりの肌状態に合わせたシミ治療のプランを提案しています。

気になるシミがある方は、まずはカウンセリングで相談してみるとよいでしょう。自分に合った治療法が見つかれば、肌への自信も大きく変わってきます。

5.シミを予防する方法


シミは一度できてしまうと完全に消すのが難しくなるため、日々の予防ケアがとても重要です。

特に紫外線対策や生活習慣の見直しは、将来的なシミの発生を防ぐうえで大きなカギとなります。

ここでは、シミをつくらせないために今日からできる具体的な予防法を紹介します。

5-1. 紫外線対策を行う

シミ予防で最も大切なのが、紫外線対策です。

紫外線は季節や天候を問わず肌に降り注いでおり、メラニン生成の大きな引き金になります。

日焼け止めは通年での使用が基本ですが、外出時にはそれだけでなく、帽子やサングラス、日傘を組み合わせて肌を守ることが効果的です。

また、紫外線は目からも吸収されるため、UVカットのサングラスを活用することで、体内のメラニン生成を抑える一助にもなります。

5-1-1. 正しいスキンケアを行う

肌のバリア機能を保ち、外的刺激から守るためには、毎日のスキンケアが重要です。

特に保湿を怠ると肌が乾燥し、ターンオーバーの乱れやバリア機能の低下を招き、シミの原因となることもあります。

洗顔後は化粧水・乳液・クリームでしっかり保湿し、乾燥しやすい目元や頬には重ね付けを意識するとよいでしょう。

美白成分を含んだ化粧品も、予防のひとつとして取り入れる価値があります。

5-1-2. 生活習慣を見直す

肌は体内の状態を映し出します。シミを防ぐためには、外からのケアだけでなく、内側からの整えも必要不可欠です。

質の良い睡眠をとることで肌の修復が促され、ターンオーバーが正常に保たれます。

また、ストレスがたまるとホルモンバランスが乱れ、メラニンの生成が活発になることも。

リラックスできる時間を意識して確保することが大切です。

さらに、過度な飲酒や喫煙は活性酸素を発生させ、肌の老化を進める要因となります。

ビタミンCやEを意識的に摂るなど、抗酸化を意識した食生活もシミ予防には有効です。

シミのない肌を保つには、日々の小さな習慣の積み重ねがカギになります。「将来の自分の肌のために、いま何ができるか」を意識して、できることから取り入れていきましょう。

6. えいご皮膚科の顔のシミ取り治療の施術例をご紹介!

えいご皮フ科では、患者さま一人ひとりの肌状態やシミの種類に応じて、最適な治療法を提案しています。

以下に、実際の施術例をいくつかご紹介します。

CASE 1:ピコスポットによるシミ治療

画像:https://hifuka-eigo.com/case/

性別:女性
年齢:30代
お悩み:顔全体に点在するシミ

施術内容・価格:ピコスポット(1cm未満)1回:11,000円(税込)

治療概要:
ピコスポットは、ピコレーザーでメラニンにピンポイントで照射し、色素を破壊する治療法です。

従来のレーザーと比べて回数が少なくて済む場合もあり、ダウンタイムも比較的短いのが特長です。

リスク・副作用:
赤み、発疹、瘢痕、点状出血、炎症後色素沈着

CASE 2:ピコレーザースポット+トーニングによるシミ治療

画像:https://hifuka-eigo.com/case/

性別:女性
年齢:20代
お悩み:顔のシミ

施術内容・価格:

  • ピコレーザースポット(1cm未満)1回 11,000円(税込)
  • ピコレーザートーニング1回 33,000円(税込)

治療の効果:
ピコレーザーによるスポット照射と全体的なトーニングを組み合わせることで、広範囲に点在するシミや色ムラを改善。治療前に比べて肌のトーンが均一になり、シミの目立ちにくい滑らかな肌印象へと変化が見られました。

リスク・副作用:
赤み、発疹、瘢痕、点状出血、炎症後色素沈着

CASE 3:フォトフェイシャルM22によるそばかす治療

性別:女性
年齢:40代
お悩み:しみ・そばかす

施術内容・価格:

  • フォトフェイシャル(5回):107,800円(税込)
  • オプション(ビタミントリートメント5回):27,500円(税込)

リスク・副作用:
赤み、火傷、色素沈着、乾燥、一時的なニキビの活性化

治療概要:
フォトフェイシャルは、広範囲に広がるしみやそばかす、くすみに効果的な光治療です。ビタミントリートメントを併用することで、肌の再生を助けながら透明感のある仕上がりが期待できます。継続治療により、肌全体のトーンが明るくなり、色ムラの少ない印象へと改善されました。

これらの施術例は、患者さまの肌状態やシミの種類に応じて、最適な治療法を選択した結果です。

えいご皮フ科では、専門の医師が丁寧なカウンセリングを行い、患者さま一人ひとりに合った治療プランを提案しています。

シミにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

7.顔のシミ取りについてよくある質問


シミに悩んでいる方の中には、「治療にはどれくらいお金がかかるの?」「市販薬で治るの?」など、さまざまな疑問を抱えている方が多くいらっしゃいます。

ここでは、よく寄せられる質問に対して、皮膚科専門医の視点からわかりやすくお答えします。

7-1. 市販薬でシミを消すことはできますか?

市販薬には、美白成分やメラニンの生成を抑制する成分が含まれているものもあり、軽度のシミや肌全体のトーンアップには一定の効果が期待できます。

しかし、すでに定着した濃いシミや真皮にまで色素沈着しているタイプには限界があるのが実情です。

特に老人性色素斑やADMのような深層のシミには、医療機関での治療が推奨されます。

市販薬を使う場合は、数ヶ月以上継続して使用し、肌に合わない場合は中止することが大切です。

7-2. 美容皮膚科でレーザー治療をする場合、ダウンタイムはどのくらいありますか?

レーザー治療のダウンタイムは施術の種類やシミの濃さによって異なります。

たとえば、ピコスポットやQスイッチレーザーでは、照射部位に赤みやかさぶたができ、1週間前後で自然に剥がれ落ちるケースが一般的です。

一方、ピコトーニングなどのマイルドなレーザーはダウンタイムが少なく、治療後すぐにメイクができる場合もあります。施術前に、医師からリスクや回復期間について丁寧に説明を受けることが大切です。

7-3. シミ取りは皮膚科と美容皮膚科どちらがおすすめですか?

見た目の改善を目的としたシミ取りであれば、美容皮膚科がおすすめです。

美容皮膚科では、肌の見た目に特化した治療メニューが豊富に用意されており、シミの種類に応じた機器や薬剤を選べるのが特長です。

一方、保険診療を希望する場合や、悪性の可能性がある場合は、一般の皮膚科での診断が優先されます。

まずは気になるシミを医師に見せ、適切な診断を受けたうえで判断するのがよいでしょう。

7-4. シミは何回治療すれば消えますか?

シミの種類や濃さ、肌質によって必要な治療回数は変わります。

たとえば、浅い老人性色素斑であれば、レーザー1回で大きな変化が見られることもあります。

一方で、肝斑やADMのように繰り返しの治療が必要なシミもあります。ピコトーニングやフォトフェイシャルのようなマイルドな治療は、5回〜10回程度の継続が一般的です。

医師と相談しながら、効果の出方を確認して治療プランを調整していくことが大切です。

8.まとめ

顔にできるシミは、年齢や紫外線、ホルモンバランスなどさまざまな要因が絡み合って発生します。

そしてその種類によって、適切なケアや治療法は大きく異なります。

自宅でできるスキンケアや生活習慣の見直しも大切ですが、濃くなってしまったシミや自己判断が難しいケースでは、専門の医師に相談することが解決への近道です。

えいご皮フ科では、患者さま一人ひとりの肌状態やご希望に合わせたシミ治療を行っています。

シミにお悩みの方は、まずはお気軽にカウンセリングを受けてみてください。正しい知識と対策を身につけることで、シミに悩まされない明るく健やかな肌を目指しましょう。