エクリン汗腺のムスカリン受容体を選択的に遮断することで汗の過剰な分泌を抑える抗コリン薬に分類される、腋窩(脇汗)多汗症には、エクロックゲルとラピフォートワイプの2剤、手掌(手汗)多汗症には、アポハイド®ローションの1剤が処方可能です。
閉塞性隅角緑内障や排尿障害のある前立腺肥大の方には使用できません。ワキに皮膚炎や傷のある方も注意が必要です。妊婦・授乳婦に対しては治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ投与可能。乳汁中への移行が報告されています。
頻度は低いものの、皮膚のかぶれ、口の渇き、光をまぶしく感じる、目がかすみ、尿がでにくいなどのリスクがあります。