えいご皮フ科

イボ(尋常性疣贅)

どんな病気?

「イボ」とは本来は「ウイルスが感染してできるイボ」で、専門用語でウイルス性疣贅と呼ばれるものです。その他にも、ミズイボ(専門用語では伝染性軟属腫)や中年イボ(専門用語ではスキンタッグ)や年寄りイボ(専門用語では老人性疣贅あるいは脂漏性角化症)を初めとする多くの皮膚病があります。中には悪性腫瘍のこともありますので、注意が必要です。

治療と経過
子供の手足によく見られます。治療は液体窒素による凍結療法が一般的です。大きさや程度により、数回から数十回治療を要する場合があります。7日から10日間隔で治療していきます。治療当日も普通に生活していただいてかまいません。(水に濡らしていただいても大丈夫です)
塗り薬・飲み薬などもありますが、凍結療法に比べると効果は低いです。また保険は使えませんが、レーザ治療も選択肢の一つです。治療をしていく過程で免疫がつけば(イボに対する抵抗力)、跡形もなく消えてしまい再発することもありませんが、特効薬がないので治療には多少の根気が必要です。

院長のメッセージ

なかなか治らないこともあるイボですが、不思議な治療?としてイボとり地蔵(結構あちこちにあります)にお願いするという方法があります。信じるものは救われる!?なかなか治らない人は全国あちらこちらにあるイボとり地蔵を探してみるとよいかも知れません。

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京都院から一番近いイボ取り神社ー中京区新京極にある蛸薬師堂(永福寺)にみんなでお参りに来ました。

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文責:医療法人正英会 医学博士 山田詠剛

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