しろあざ
(尋常性白斑)
Vitiligo Vulgaris

皮膚に白い斑点ができます。痛くもかゆくもないことから、そのまま放置されている方が多いですが、放置していると広がるばかりでなく、他の場所にも次々と出てくるようになります。このような状態になってからの治療はなかなか治りません。

命に関わる病気ではありませんが、できるだけ早く診察を受け治療を始めましょう。薬の副作用でも皮膚が白くなることがありますので、心当たりのある方は、皮膚科専門医にご相談ください。

しろあざの治療について

外用療法・内服療法があり、症状に応じて治療を進めます。命に関わらない病気ですが、なかなか治療に反応しないため、定期的に受診し、根気よく治療を続けることが大切です。

外用薬は効果がすぐにに出るというわけではないのですが、ほとんど副作用が無いことから>軽症の方から重症の方まで用いられます。

ステロイド外用剤

ステロイドは炎症をおさえる作用があり、湿疹などに使われることが多い薬ですが、尋常性白斑にも有効と言われています。

ビタミンD配合軟膏

ボンアルファハイ軟膏等を処方します。副作用をあまり気にすることなく使用できるのが利点です。

プロトピック軟膏
(タクロリムス軟膏)

炎症をおさえる作用がある外用薬で、ステロイド外用剤とは異なり副作用がほとんどないため、長期的に使用することができます。