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サブシジョンは効果なし?効果を感じられない3つの理由と考えたい対処法

2026/09/21

ニキビ痕の凹みに対する治療のひとつに、皮膚の下の癒着を針で剥がして断つ「サブシジョン」があります。

しかし、「サブシジョンを受けたのに変化を感じられない」「効果なしという口コミを見て不安になった」という声も少なくありません。

実は、サブシジョンの効果を感じられない背景には、ニキビ痕のタイプとの相性や、効果が現れるまでの期間など、いくつかの理由が考えられます。

この記事では、サブシジョンが「効果なし」と感じられる主な理由を整理し、効果を感じにくいときに避けたいことや、検討される選択肢について解説します。

なお、実際の判断には診察が必要になるため、不安があるときは治療を受けた医療機関や皮膚科に相談することも大切です。

1. サブシジョンが「効果なし」と感じられる主な理由

サブシジョンは、皮膚の下にできた「線維性癒着(せんいせいゆちゃく)」を、針で剥離して断つ治療です。

線維性癒着とは、ニキビの炎症が治る過程で皮膚の下が硬く引きつれ、皮膚表面を内側へ引っ張っている状態を指します。

この引っ張りを断つことで、凹みの改善を図るのがサブシジョンの基本的な仕組みです。

この仕組みを踏まえると、「効果なし」と感じられる理由は、大きく3つに整理できます。

なお、サブシジョンの施術は主に京都御池院、奈良院でご案内しています。

他院での対応可否は担当医師の診療日によって異なりますので、ご希望の場合はお電話にて各院にお問い合わせください。

1-1. ニキビ痕のタイプが合っていない

ニキビ痕の凹みには複数のタイプがあり、サブシジョンの仕組みと合致するかどうかで、効果の出やすさが変わるとされています。

サブシジョンが向いているとされるのは、底が浅くなだらかに凹む「ローリング型」です。ローリング型は、凹みの主な原因が皮膚の下の線維性癒着であるため、癒着を断つというサブシジョンの仕組みと合致しやすいと考えられています。

また、ご本人が思っているよりも瘢痕が軽症だった場合にも、変化を実感しにくいことがあります。

得られる変化に対して、施術後のダウンタイムの影響のほうが大きく感じられるためです。

えいご皮フ科では、このようなケースでは、効果と負担のバランスを踏まえて別の治療をご提案することがあります。

一方、入り口が狭く深い「アイスピック型」は、凹みの原因が皮膚の下の線維性癒着ではないため、サブシジョン単独では効果が出にくいとされています。

この場合、サブシジョンを何度受けても変化を感じにくく、「効果なし」という印象につながりやすくなります。

つまり、効果を感じられない場合、治療そのものが失敗だったというより、ご自身のニキビ痕のタイプとサブシジョンの仕組みが合っていなかった可能性が考えられます。

凹みのタイプは自己判断では見分けにくいため、診察でタイプを確認してもらうことが、対処を考える出発点になります。

1-2. 効果の実感までに時間がかかる

サブシジョンは、施術直後に凹みが埋まる治療ではありません。癒着を剥離した後、その空間で皮膚の修復が進み、コラーゲンが新しく作られていく過程を経て、少しずつ凹みが持ち上がっていくとされています。

変化を感じられるまでの期間には個人差がありますが、おおむね1か月ほど経ってから変化を感じられることが多いとされています。

そのため、施術から間もない時期には変化を感じにくいことがあります。また、施術直後や、内出血・腫れが残っている時期に判断すると、状態がかえって気になりやすいこともあります。

「まだ効果がない」と感じている時期が、実は変化の途中である可能性もあるため、どのくらいの時期に経過を判断するかは、施術を受けた医療機関に確認しておくとよいでしょう。

1-3. 1回の施術で完結しない場合がある

癒着の深さや範囲には個人差があり、1回の施術ですべての癒着に対応しきれない場合があります。

また、剥離した部分が再び癒着してしまう「再癒着」が起こる場合もあるとされています。

そのため、状態によっては複数回の施術が検討されることがあります。

施術の間隔は3〜4週間に一度が目安とされており、1回で十分な変化が得られれば一度で終了することもありますが、状態によっては2〜3回程度繰り返す場合もあります。

1回受けて変化が乏しかったとしても、それだけで「自分には効果がない」と結論づけるのは早い場合があります。

回数や間隔の考え方は状態によって異なるため、医師と経過を共有しながら判断していくことが大切です。

2. 効果を感じにくいときに避けたいこと

効果への不安が強いときほど、自己判断での行動がかえって状態を複雑にしてしまうことがあります。特に次の2つは避けたいところです。

1つ目は、自己判断で患部に強い刺激を加えることです。

変化を早めたい気持ちから、患部をマッサージしたり、市販のピーリング剤などで強いケアを重ねたりすると、修復途中の皮膚に余計な刺激が加わり、赤みや色素沈着などの別のトラブルにつながる可能性もあります。

施術後のケアは、医療機関から案内された方法の範囲で行うことが基本です。

2つ目は、「効果なし」と決めつけて、相談しないまま治療を中断したり、医療機関を転々としたりすることです。

前述のとおり、効果を感じられない理由には、タイプの不一致、時期の問題、回数の問題など複数の可能性があります。

どれに当てはまるかは経過を診てきた医師でなければ判断が難しいため、まずは施術を受けた医療機関に、感じている不安をそのまま伝えることが大切です。

 

3. 効果を感じられないときに検討される選択肢

診察の結果によって、その後の進め方はいくつかに分かれます。

 

修復の途中である場合は、経過観察を続けながら、次の判断時期を医師と共有していく形になります。

癒着が残っている場合や再癒着がある場合は、追加の施術が検討されることがあります。

また、アイスピック型のように、凹みの原因が線維性癒着ではないタイプでは、別の治療や、サブシジョンに他の施術を組み合わせる方法が検討される場合があります。

えいご皮フ科では、サブシジョンにアブレージョン(炭酸ガスレーザーによる表面処置)、ニードリング、各種ピーリングなどを組み合わせた「ニキビ痕フルリセット治療」をご案内しています。

組み合わせの内容は、肌の状態、陥凹の深さ、これまでの治療歴を確認したうえで、一人ひとり個別に決めています。

サブシジョン以外の選択肢としては、次のような治療があります。表面の凹凸や境界の段差、皮膚表層の不整が目立つ場合には、炭酸ガスレーザーによるアブレージョンを単独で行う方法。

そのほか、ニードリングやダーマペン4、各種ピーリング(マッサージピール、サリチル酸マクロゴール、乳酸)などがあります。

どの方法が適しているかは、凹みのタイプや深さ、これまでの治療歴によって異なります。効果と負担のバランスを踏まえて、診察のうえで判断します。

なお、出血傾向のある方、妊娠中・授乳中の方、ケロイド体質の方、治療部位に感染症がある方など、サブシジョンを受けられない場合があります。

持病やお薬がある方は、診察時にお伝えください。

どの選択肢が適しているかは、ニキビ痕のタイプや状態によって異なります。

「サブシジョンが合わなかった=打つ手がない」ではなく、原因に合わせて治療を選び直す余地があることを知っておくと、不安の整理につながります。

4. 追加の施術を検討するときに確認しておきたいこと

経過を相談した結果、追加の施術を検討することになった場合に備えて、費用とダウンタイムの目安も把握しておくと判断しやすくなります。

えいご皮フ科 京都御池院での費用は次のとおりです。

  • 2cm×2cm 22,000円
  • 4cm×4cm 88,000円
  • 全顔 1回 220,000円
  • 全顔 3回 550,000円

施術時間は1回あたり60分程度です。主なリスク・副作用としては、内出血、腫れ、赤み、痛み、乾燥、かゆみ、感染、色素沈着、ニキビの悪化などが生じる可能性があります。

このうち内出血・腫れ・赤み・痛みは比較的起こりやすく、多くの場合は数日から1週間程度で目立たなくなります。

完全に落ち着くまでのダウンタイムの目安は10日〜2週間程度ですが、施術の範囲や肌の状態によって差があります。

効果には個人差があり、ごくまれに上記以外の副作用が生じる可能性もあります。

 

なお、費用は変更となる場合があります。

最新の内容は、公式サイトまたは診察時にご確認ください。

5. まとめ:不安なときは自己判断せず医師に相談を

サブシジョンの効果を感じられない背景には、主に次の3つの理由が考えられます。

  • ニキビ痕のタイプ(特にアイスピック型)が、癒着を断つというサブシジョンの仕組みと合っていない
  • コラーゲンの再構築に時間がかかり、まだ効果を実感しにくい時期である可能性がある
  • 癒着の程度によって複数回の施術が必要な場合や、再癒着が起きている場合がある

どの理由に当てはまるかは、ご自身では判断が難しいものです。

効果への不安があるときは、自己判断でケアを追加したり治療を中断したりする前に、まずは施術を受けた医療機関や皮膚科で、経過と今後の方針を相談しましょう。

効果に不安があるときのご相談について

えいご皮フ科では、ニキビ痕のタイプや癒着の状態を診察で確認したうえで、治療の進め方を決めています。

サブシジョンのご相談は、主に京都御池院と奈良院で承っています。

他院で受けた施術についてのご相談も含め、まずは現在の状態を確認するところから始められます。

 

▶ えいご皮フ科 京都御池院:https://hifuka-eigo.com/kyoto/

▶ えいご皮フ科 奈良院:https://hifuka-eigo.com/nara/

 

監修:えいご皮フ科 京都御池院 院長 小森 崇矢

日本皮膚科学会 専門医/日本皮膚悪性腫瘍学会/臨床皮膚外科学会/日本皮膚外科学会

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