★腸管出血性大腸菌のお話 その2★ *Dr.eigo*

前回の続編です。腸管出血性大腸菌は非常に感染力が強く、100個以下の菌の摂取でも発症します。酸性の環境下(pH3.5)でも生き残るために、胃液でも完全に殺菌できません。患者さんのほとんどは発症後1週間ほどで自然治癒しますが、3-5%程度、特に乳幼児や小学校低学年、基礎疾患を有する高齢者で重症になる場合があります。
予防方法は、
1. レバーなどの牛内臓、牛肉の生食は控える
2. 75度で1分間以上の加熱で殺菌できる、などで対処してください。一年を通して十分な注意が必要です。

2011.08.01 09:02

TOP