イボ(尋常性疣贅)
どんな病気?
「イボ」とは本来は「ウイルスが感染してできるイボ」で、専門用語でウイルス性疣贅と呼ばれるものです。その他にも、ミズイボ(専門用語では伝染性軟属腫)や中年イボ(専門用語ではスキンタッグ)や年寄りイボ(専門用語では老人性疣贅あるいは脂漏性角化症)を初めとする多くの皮膚病があります。中には悪性腫瘍のこともありますので、注意が必要です。
- 治療と経過
- 子供の手足によく見られます。治療は液体窒素による凍結療法が一般的です。大きさや程度により、数回から数十回治療を要する場合があります。7日から10日間隔で治療していきます。治療当日も普通に生活していただいてかまいません。(水に濡らしていただいても大丈夫です)
塗り薬・飲み薬などもありますが、凍結療法に比べると効果は低いです。また保険は使えませんが、レーザ治療も選択肢の一つです。治療をしていく過程で免疫がつけば(イボに対する抵抗力)、跡形もなく消えてしまい再発することもありませんが、特効薬がないので治療には多少の根気が必要です。