えいご皮フ科

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、環境的な要因と乾燥しやすい遺伝的な体質にアレルギー炎症が加わり、皮膚のバリア機能が破壊されて発症します。これらをうまくコントロールすることで、病気自体を治すことは難しいですが、日常生活が問題なく送れるようになることが治療の目標です。

治療に関しては、最近はステロイド外用剤以外にも治療方法が増えてきたので、個々の皮疹の状態に応じた治療ができるようになってきました。
肌が落ち着いている時にも治療やスキンケアが必要になるので、自己判断は避けて、皮膚科医の指導をうけていただくことが望ましいです。

外用剤や内服を用いた今までの治療法で、十分な効果が得られないアトピー性皮膚炎の方には、下記の条件によって、アトピー性皮膚炎の新薬「デュピクセント」での治療が可能です。

条件

  • 6ヶ月以上ステロイド外用剤を使用したことがある、もしくは副作用で使用できない方
  • 15歳以上の方
  • デュピクセントに含まれる成分に対して、アレルギー反応を起こしたことがない

デュピクセント治療についての詳細はこちらから >

アトピー性皮膚炎に伴う眼瞼炎(目の周りの湿疹)に対する治療

目の周りは皮膚が薄くデリケートで、悪化しやすい部位です。
特に花粉が飛ぶ時期には悪化する傾向があります。

治療にはステロイドの塗り薬が使われます。
皮膚が薄く、薬の吸収も良い部位なので、弱いステロイドで十分治療できる場合が多いです。しかし、漫然と使用することで、白内障や緑内障を発症する可能性もあるので注意が必要です。長期になる場合には眼科でチェックを受けてもらうことをお勧めしています。
最近は目の周りを含めて顔面には、プロトピック軟膏やコレクチム軟膏というステロイドに変わる塗り薬があります。これらの軟膏の特徴はステロイドのような皮膚が薄くなるなどの副作用がないということで継続的に使用しやすいメリットがあります。

アトピー性皮膚炎の湿疹の中では、比較的コントロールしやすい湿疹ですが、こじれると治療が長引くことや、目の周りが腫れぼったくなることで見た目の印象が悪くなるので、早めの治療をおススメします。
特に花粉症の方は、悪化しやすいので注意してください。

文責:医療法人正英会 医学博士 山田詠剛

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