花粉による皮膚炎

花粉による皮膚炎

今年の花粉は、昨年よりも少なめの予報ですが、油断は禁物です。このところ、結膜炎や鼻炎といった症状だけでなく、花粉による皮膚炎がふえています。まぶたや顔全体のかゆみ、あごから首あたりがカサカサして赤くなるなどが主な症状です。
眼の周りはもともと皮膚が薄く、女性の場合は化粧や化粧落としによってダメージを受けていることが多く、発症しやすいようです。これまでなんともなかった化粧品が急にあわなくなることもあります。

かかない。こすらない。保湿を心がけて

治療は、保湿をすることが基本です。医療用のローションやクリームで皮膚を保護するだけで、楽になるかたもおられます。かゆみが強ければ、軽めのステロイド系の塗り薬や花粉症を抑える抗ヒスタミン剤を服用してもらいます。
ふだんの生活では、外出からもどったときには、顔を洗い付着した花粉を落としましょう。ただし、洗浄力の強すぎる洗顔料やこすり洗いなどには注意してください。「泡で洗っています」とおっしゃる方でも、実際に洗顔をしてもらうと、案外、こすり洗いをしておられることが多いです。希望者には、洗顔指導もしていますのでお声かけください。

2012.02.29 13:22

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