ムダ毛処理によるトラブル

「毛を剃る」「毛を抜く」などのムダ毛ケアは、皮膚を傷つけ、炎症や色素沈着など、思わぬ皮膚トラブルを起こすことがあるのでお気をつけください。
 毛を抜くと一見、きれいに脱毛したように見えますが、毛を引き抜くときに、毛根周囲の毛細血管も傷つけてしまっています。抜いた後に皮膚がかゆくなったり、毛穴がブツブツと目立つのは、毛細血管から出血したり、炎症を起こしているからです。また埋没毛という、うまく毛が生えずに皮膚の中にうまってしまうようになることもあり、ひどい場合は、表皮のう腫というにきびの親玉のようなものができることもあります。
毛を剃るのも、毛穴の周囲に小さな傷ができるので、毛のう炎(にきびのような症状)やかさかさして慢性湿疹になることもあります。

毛剃りをするときの注意点

毛剃りは、長時間入浴してふやけた状態のときや逆に乾燥したままだと肌をいためてしまいます。ほどよくしっとりするように、蒸気を当てたり、専用のフォームを使ってみてください。
毎日、ムダ毛処理をしている方もおられますが、繰り返して行なうと、徐々に毛穴の黒ずみなどの色素沈着があらわれます。2週間に1回程度にとどめておかれるのがよいでしょう。
 どうしてもムダ毛が気にかかる方には、皮膚への負担が少なく安全に脱毛できる医療レーザー脱毛もひとつの選択肢となりますのでご相談ください。

2015.04.01 12:54

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