自分にあった『抗アレルギー薬』を見つけて快適に

花粉症などのアレルギー症状は、残念ながら長期間続くケースが多くみられます。 憂うつな気分になりますが、焦らず、上手につきあっていこう、と少しのんびりと構えてみるのがいいでしょう。症状をできるだけ抑えて快適に過ごすには、たくさんの薬の中から、自分にピタッと合うお薬を見つけることがポイントです。
相性のいいお薬を一度見つけることができれば、次の年も早めの対策が可能になり安心です。

眠くならないタイプなど、種類は豊富

鼻炎、皮膚炎、じんましんなどのアレルギー症状を抑える抗アレルギー剤(抗ヒスタミン薬)は、症状に応じてタイプ別に分かれています。さらに、眠くなるけれど高い効果が期待できるもの、症状を軽減しながら眠くならないもの、忙しい人向けに1日1回の服用型など、当院で処方する薬だけでも20種類ほどあります。

薬の効き目には個人差がある

当院では、患者さんの症状や体質、年齢なども考えて薬を処方していますが、効き方はその人によって実に様々です。つまり、どんな薬もすべての人に効くわけではなく、人によって効果に違いがあるのです。
眠気、だるさなどの副作用についても、個人差があります。
ちなみに院長も花粉症ですが、喘息系の薬で眠気の少ないものを選び服用して快調です。

効果・様子を観察して、こまめにご相談を

まず3~4日分を服用してみて、ご自分で効きめを感じてみて下さい。症状は軽減されているか、「朝起きにくい」とか「集中できない」といった気になることはないか。お子さんの場合は、お母さんがいつもと違う様子がないかを気をつけてあげましょう。 めんどうなようですが、何度か通院して頂き、あなたに合うお薬を一緒に探すことが、近道となります。
ただし、市販薬を自己判断であれこれ変えるのはリスクがあるので、専門医に相談しましょう。

2007.04.01 16:20

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