女性が自然に振る舞える社会へ
「153ヵ国の中で121位」
~内閣府男女共同参画局ホームページより
これは、日本の2020年ジェンダーギャップ(男女格差)指数の順位です。
政治・経済・教育・健康の4分野の総合評価で、特に政治・経済の面で、日本は世界から周回遅れ、と指摘されています。
しかも年々順位を下げていて、過去最低のランキングとのことです。
ドイツ・台湾・ニュージーランドなどの政治家トップが女性であるように、
トラック競技に例えれば、日本もそれなりにはレーンを走っているが、
他国はもっと早いスピードで走っているということなのでしょう。
付け加えると、奈良県の「奈良のすがた2020」ホームページによれば、
「女性の就業率が全国最下位」そしてそのコインの裏側のデータとして
「女性の家事関連従事時間が全国1位」となっています。
一方、当院のホームページを見て頂ければ、一目瞭然ですが、
非常に女性の多い職場です。
いつも笑顔の受付のCさんもその一人です。
Cさんは、毎日の受付業務の他に、当院のホームページの運営などにも
従事していて、当院の「顔」の一人として、広報全般に貢献しています。
自分の得意分野が仕事にも結びついている好例だと思われます。
Cさんから、湿疹で通院していた新生児の赤ちゃんの成長を聞きました。
「定期的な通院で、徐々に改善が見られました」
「1年を過ぎると歩くようにもなり、お母さんと一緒になって喜びました」
「やがて話すようにもなり、仲良くおしゃべりするようにもなりました」
「こういう信頼関係を築けることが本当にうれしいです」
この話を聞いた時も、ごく自然な笑顔で語ってくれました。
現在「女性活躍」などと仰々しくスローガンが掲げられていますが、
♪You make me feel like a natural woman(byキャロルキング)みたいに
女性が「自然に」振る舞えるような社会がいいですよね。
そういう点で、当院は「natural woman」のあふれる場を目指しています。
もちろん、職場だけでなく、通院いただく患者さんも、です。
そうすれば、自然と「natural man」も増えてくるでしょう。